三浦半島でツツジ見頃 GW前半がお薦め 湘南国際村では10万株 

かながわの花の名所100選に入っている湘南国際村のツツジ

ゴールデンウイーク(GW)を控え、三浦半島の各地でツツジが見頃を迎えている。全体的に開花が早まる傾向にあり、観賞はGW前半がお薦めのようだ。

 横須賀市と葉山町にまたがる湘南国際村では、間門沢調整池の斜面周辺を中心に10万株のツツジが咲き誇る。湘南国際村協会によると、今年は花が付いていない場所もあり、ばらつきが目立つという。

 それでも、相模湾を一望する高台の斜面にキリシマツツジなど赤や紫、白の花が咲き誇る光景は巨大なモザイク画のよう。横浜市から夫婦で訪れた50代の女性は「これほどまとまって見られる場所は少ない」とレンズを向けていた。

 横須賀市武の武山でも、標高200メートルの山頂周辺に植えられ大きく育った約1200株のツツジが咲いている。開花のピークは過ぎているが、遅咲きの種類もある。地元住民から提供された約30匹のこいのぼりも群泳し、彩りを添える。

 5月3~5日は3年ぶりに「つつじ祭り」が開かれ、児童スケッチコンクールなどが予定されている。

 湘南国際村はJR逗子駅からバスで「湘南国際村つつじが丘」下車。武山は京急線横須賀中央駅からバスで「武山」下車40分。問い合わせは、武山観光協会電話046(856)3157。

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