カターレ、ホーム初白星へ気合

鳥取戦に向け、真剣な表情で練習する選手ら=北陸電力総合運動公園

■鳥取戦に向け調整

 サッカーJ3カターレ富山は29日午後2時から県総合運動公園陸上競技場で鳥取との第7節に臨む。ここまで2勝1分け3敗の勝ち点7で12位と波に乗れていないが、前節の藤枝戦で開幕戦以来の白星を挙げた。勢いそのままにホームでの今季初勝利を挙げ上位浮上のきっかけとしたい。

 富山は4戦勝ちなしの状況で挑んだ藤枝戦で、前線から積極的にプレスを掛け2-0で勝利した。石崎信弘監督就任時から磨いてきたスタイルで、2点目を挙げたMF姫野は「全員で最初から思い切ってやることができ、結果にもつながった」と手応えをにじませる。

 ただ、鳥取戦に向けてのトレーニングでは球際の寄せの甘さが目立ち、石崎監督は「もっと奪いに行くことを意識しなければいけない」と促している。鳥取は16位に沈んでおり、富山は藤枝戦で見せた気迫あふれるプレーを継続できるかが勝利の鍵になる。

 チームは28日、富山市草島の北陸電力総合運動公園で最終調整した。姫野は「藤枝戦の出来を『最低限』としないと連勝できない。積極的な姿勢を徹底したい」と意気込んだ。

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