iPhoneのセルフリペアプログラムは普及するのか?

AppleはSelf Service Repairを発表しており、200を超える純正パーツが一般販売されるようになりました。この新たな取り組みは、現在アメリカ国内のみで提供されていますが、年内にはヨーロッパでもサービスが展開される予定となっています。

まず初めにiPhoneシリーズ(iPhone 12/13/SE)がサポート対象となっていますが、続いてM1チップセットを搭載したMacコンピューターもセルフリペアの対象になる予定です。

交換用パーツに加え、Appleは修理用ツールキットのレンタルを49ドルで用意しており、可能な限り効率良く修理を行うための適切なツールが全て揃っています。キットはかなりよく出来ており、MacRumorsが掲載している画像からわかるように、ペリカンケースのようなお洒落なケースに入れられています。重さは2kg弱で、大きさは50×120(cm)程度の大きさになっています。

ツールの中には、どこの修理店でも持ち合わせているわけではないような、デバイスを固定するための道具や均一に圧力をかけるための道具等も用意されているので安心です。このような道具はデバイスの正確な形状に成形する必要があり、それが可能なのはAppleだけとなっています。

興味深いことに、設備の整っていない修理店では本来の防水性能を損ない、重大なリスクの原因となる可能性さえあります。同様に、交換されたディスプレイは通常整備される必要がありますが、適切な機器や設備を持っていない修理店も存在します。

全体的に見て、これは消費者、特に近くに修理サービスを提供している場所が無い人にとって良い流れです。都会の中心部では、修理のためにApple Storeへ行くことは非常に簡単です。しかし、そこから離れた場所に住んでいる人の場合、このプログラムを利用して指示通りに修理することが出来れば、不便さが解消される可能性があります。

Appleは、より詳しい説明を記載した資料も用意しているので、セルフリペアを利用するのが向いているのかどうか事前に確認することをおすすめします。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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