さぁ!待ちに待ったゴールデンウィーク!みなさん、どんな予定を立てられていますか? 釣りに、カヤックに、SUPに。暖かい時期なので海に遊びに来られる方も多いと思います。 その分海の事故が増えてくるのがこの時季。たくさんの人に思いっきり海で楽しんでほしいところですが、危ない場所や海の状況次第では、“思い切らない”ことが大切です。「せっかく海まで来たんだからちょっとだけなら…」と、安全への思いを切って悪状況の中、海に出て事故に遭われるケースが多いこと多いこと…
ところで、「ゴールデンウィーク」という名前の由来、みなさん知っていますか? 調べてみると諸説あるようですが、有力な説としては、映画業界が、盆と正月同様に興行成績が良いこの5月の連休を映画に結び付けて宣伝する目的で、視聴率の良い時間帯を表す「ゴールデンタイム」という言葉にならって「ゴールデンウィーク」と打ち出したんだそうです。
そのため、「ゴールデンウィーク」という言葉は、公共放送であるNHKでは広告的な言葉であるとして使われず、かわりに「春の大型連休」などと言われています。
余談の余談ですが、海でよく見かける「テトラポッド」。これも実は企業の商品名なんだそうで、海上保安官などの公務員が作成するような公文書には使うことができないんです。なのであえて「消波ブロック」という言葉を使うんですが、馴染みがなくいまいち伝わらないことも…。
さて、余談が過ぎました。すいません!ゴールデっ・・・、春の大型連休中、みなさんが海に訪れる目的は「釣り」が大半だと思います。 密にならない屋外で行われる釣りの人気はコロナ禍以降右肩上がりですが、これに比例して釣りの事故件数も残念な右肩上がり。
特に、足場の悪い磯やテトr・・・消波ブロック、岸壁から海に落ちてしまう事故が増えていて、ライフジャケットを着ていない事案がほとんど。昨年福井県沿岸では、そのような事故が10件発生、このうち半分が死亡または行方不明となっています。
ライフジャケットを着ていれば、海に落ちた場合の生存率は倍以上になるそう。これだけ言えば陸上でもライフジャケットを着ることの大切さが分かりますよね?
あれ?ところで「ライフジャケット」は大丈夫なんでしたっけ?NHKでも言ってる?「救命胴衣」が正式?? 誰か教えて!w
まぁ何にせよ、楽しみに来たはずなのに、事故に遭うなんて本末転倒! “ゴールデン”ウィークの思い出が“ダーク”なものにならないよう安全に楽しみましょうね!(敦賀海上保安部・うみまる)