ウーマン村本大輔さん渡米前に「すごいもの見せる」 5月1日に福井県内ラストライブ

5月1日、福井県小浜市で独演会を開く村本大輔さん

 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん(41)=福井県おおい町出身=が5月1日、同県の小浜市まちの駅・旭座で独演会を開く。村本さんは活動拠点をアメリカに移す予定で、渡米前の県内ラストライブとなる。「アメリカに行く前に、地元の人にすごいものを見せたい」と意気込んでいる。

⇒村本さんと同郷 堂前透さんのロングコートダディが存在感

 2008年にウーマンラッシュアワーを結成し、13年の「THE MANZAI」で優勝。ライブやバラエティー番組など幅広く活動し、近年はアメリカやイギリスなどでもライブを開催。1人で舞台に立ち、政治や社会風刺を織り交ぜる話芸「スタンダップコメディ」にひかれ、アメリカ進出を決めたという。

 自身のネタでも原発や沖縄の米軍基地などタブー視される話題を取り入れている。「笑いは緊張を解放するもの。自分の考えを隠さない、正直でいることがネタの核」

 芸人を目指し19歳で地元を離れたとき「周囲からは応援というより、冷めた目で見られた」こともあり、地元での公演を避けた時期もあった。しかし全国、海外でネタを披露するうち「テレビで見る漫才以外に、いろんなコメディーがあることを福井の人にも知ってほしい」と考えるようになり、渡米前の公演を決意した。

 当日のトークは「その場で一番言いたいやつをやる」と村本さん。「シンプルにめちゃくちゃおもしろくするんで。すごいやつが福井から出たなと、夢を見せに行きます」

 午後5時開演。前座には、村本さんと同じおおい町出身で、福井県住みます芸人の飯めしあがれこにおさん(32)も出演する。

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