潮紗理菜主演 フラガール − dance for smile ‒ 2006 年に日本アカデミー賞を総なめにした傑作の舞台版 稽古快調!

大ヒット映画「フラガール」は、2006年に公開され、第80回キネマ旬報ベストテン1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した、日本映画の傑作。この舞台版が再演、初日は5月14日より。

主演は、舞台では単独初主演となる、潮紗理菜(日向坂46)、紀美子の親友でフラガールを目指す木村早苗役は、太田夢莉が舞台版オリジナルキャラクターの和美役として登場する。
フラガールのリーダー谷川紀美子役には、日向坂46の一期生、潮紗理菜(日向坂46)。かつて都会のダンサーだったにもかかわらず炭鉱の娘達にフラダンスを指導することになる平山まどか先生役に矢島舞美。また、フラガールのメンバーに、兒玉遥。炭鉱を支え続ける事が女の生き方と信じ、娘紀美子と対立する母親、谷川千代役は、有森也実が務める。
そして、羽原大介と李相日の映画原作を新作舞台化するにあたり、総合演出には河毛俊作。プロデュースと構成演出に岡村俊一

我々は何気なく「フラダンス」という言葉を使っているが、本来ハワイ語では「フラ(Hula)」と呼ばれる。“hula”は踊りを意味し、“dance”は英語の「踊り、ダンス」、つまり「フラダンス」は和製語として広まったもの。また、見た目に反して、実はかなりの運動量、美しい姿勢をキープしながら、なめらかにステップとハンド・モーションを巧みに組み合わせて表現。芝居の稽古よりもフラダンスの稽古の方がキツいかもしれない。

ゴールデンウィークの初日、公開稽古が行われた。皆、揃いのTシャツで団結力は十分だ。稽古の成果、一糸乱れず、そして『キツい』という表情は禁物、常に笑顔を湛えながら踊る。

フラダンス披露の後、会見が行われた。潮紗理菜(日向坂46)、矢島舞美、太田夢莉、兒玉遥。
まずは意気込みなど。
潮紗理菜(日向坂46)「時代の壁を超えて皆様の心に届く『フラガール』に携われて光栄です。グループを離れて活動するのは初めてで、右も左もわからない私を支えてくださって温かい環境で日々、お稽古をしてきました。頑張りたいです。みなさんの心に何かひとつ明るいものが残るようにできたらいいなと思います。この舞台を通じて出会ったフラダンス、タヒチアンダンス、この魅力を舞台を通じて届けていけたら」

矢島舞美「私は3回目の出演です。いろんな教え子たちを見送ってきましたが、また、新しい教え子たちと作品を作っていますが、『フラガール』は実話を基にして作られた作品、いつも真剣にやらせていただいております。笑顔や元気を届けられたらいいなと思います」

太田夢莉「最近と、この『フラガール』の時代と比べると、今の方がいろんなものが、アイドルとかもそうですが、世間がどんどん変わってきたなと。でも『フラガール』の時代は何かするのも一つ一つ、難しいんだなと。改めて振り返ってみると気が付かなかったこと、家庭の事情、そういう姿を見て、みなさん、何かこれから始める活力とかになればいいなと思っています」

兒玉遥「舞台版だけのオリジナルの役どころです。一人だけ恋愛の要素が絡んでて、愛情表現をしっかりと演じていきたいです。グループを卒業して、後輩のメンバーもたくさん共演してみんな頑張っています。でも、私が一番”お姉さん”な年齢なので、びっくりして!現実を受け止められなかったんです(笑)、お姉ちゃんとして頑張りたいですし、若い子たちからフレッシュさを吸収して負けないように!」

またフラダンスに挑戦した感想を。

潮紗理菜(日向坂46)「普段、使わないところの筋肉を動かさないといけないので、苦戦して『難しいな』と感じたりしてましたが、毎日レッスンして46キロ分の汗をかくくらい(笑)、みんなでたくさん汗をかきながら、頑張り、だんだんと『楽しいな』という気持ちが強くなりまして、今はすごく楽しいなと思います」

矢島舞美「私は3回目なので、前回よりもパワーアップしていたいという気持ちがすごくあるので、実際の私たちの先生がいらっしゃって、振付や体の使い方も”ヴァージョンアップしたいよね”って。振りも難易度がアップして、変わった部分もたくさんあるので、そこは見どころで、わたしたちも頑張りどころだと思います。久しぶりにフラダンスやると脛が筋肉痛になる、階段がきつくって(笑)、若い子たちがニコニコして頑張っている姿を見て『私も負けていられないわよ!』と思いながら(笑)、でも舞台上では厳しい先生としてビシバシと!みんなを鍛えていきますので、そこを注目していただけたらと思います」

太田夢莉「フラダンスのレッスンとタヒチアンダンスのレッスンと、両方同時にレッスンがあったんです。初めてのレッスンの後、本当に腰が痛くって、2日間は『生まれたての子鹿』のように歩いていました。『こんなに体を使うんだな』と思って、辛くても頑張るっていう意識を取り戻した、すごくいい機会になったなと思います」

兒玉遥「アイドルの時にダンスをしてたので正直、『楽勝』と思ってたんですよ(笑)、だけど、ナメてかかったら、めちゃ難しくって!鏡見て一人だけ気気持ちの悪い動きをしてて、焦って!必死に練習中です!本番は自信を持って立てるように頑張ります!」

また、潮紗理菜、初の単独主演の感想、
「全てが初めてで、1ヶ月会ってないメンバーもいまして、そういう経験が初めてなので、心細いというか、離れてみて、初めて仲間の存在の大きさやグループ愛を感じる部分もありますし、みんな温かいので寂しいというより、私は今、ここで頑張って、グループに何か一つ、いいものを持って帰れたらいいなと」とコメント。

最後にPR。

潮紗理菜「前に進めてないんじゃないかな?って思っている方とか多くいらっしゃると思います。5月で新しい環境になったり、新しい生活が始まって、いろいろな不安を抱えている方も多いと思います。もやもやした気持ちを抱えている皆様に特に観に来てくださったらなと。心に光をお届けして、自分と向き合う、考え直すきっかけを、また、背中を押せたら嬉しいなと」

矢島舞美「私もそうですが、コロナ禍でお仕事できなくなった方もたくさんいらっしゃると思うんです。この作品は女の子たちだけではなく、炭鉱で働く男の方々だったり、それを支えるお母さんだったり、みんな、その時代を一生懸命に頑張って生きている時代、落ち込むことがあったりした時に観に来ていただけたら、元気になったり『頑張ろう』って思える作品になってほしいですし、前回観た方も、また観て欲しいなと。変わった部分ですとか『演じている方が変わるとこうなるんだ』とか、そういうのも観ていただきたいです」

太田夢莉「疲れている方に観ていただきたいです。人生とかお仕事とか、人類、ほとんど疲れていると思います。この『フラガール』、どの人物にも共感できると思います。稽古見ているだけでも涙が出てきます。ぜひ、疲れている方は観にきてください!」

兒玉遥「演劇や舞台は初めての方に観てもらいたいと思っています。ストーリーも誰がみてもわかるようになっているので、観てくださった方が元気をもらえる物語ですので。ダンスパートもお芝居パートもあるので、盛りだくさんな内容なので、いろんな方に観てもらいたいです」

スッキリしない天候だったが、稽古場はハワイアン!もうすぐ初日!!

<前回公演レポ>

ものがたり
昭和40年、福島県いわき市、かつて炭鉱の町として栄えた石炭の町も、石油という新しい燃料の台頭によって斜陽産業と化していた。
人員削減のため毎月リストラが発表され、何千人もの労働者のクビがきられていく。そんな状況の中で、町おこしの新事業として常磐ハワイアンセンター建設の話が持ち上がる。
常磐の地の温泉を利用して、ハワイの雰囲気を持ったリゾート施設を作ろうというのだ。
そしてハワイアンダンスのショーで盛り上げたいという計画だ。もちろん労働者たちは反対の声をあげた。「なにがハワイだ!」
この町に生まれ育った早苗(太田夢莉)は、毎日泥まみれの生活から抜け出すチャンスではないかと考えて友達の紀美子(潮紗理菜(日向坂 46))を誘ってダンサー募集に応募することを決意する。しかし、和美(兒玉遥)を中心に集まった女の子達は「裸躍りさせるつもりか?」と、ほとんどの者が消えてゆき、残ったのは、紀美子と早苗の数人だけ、本当にフラダンスのチームなど作れるのか不安になる。
そんな田舎町にハワイアンセンターの企画部⻑は元SKDのダンサー平山まどか(矢島舞
美)を連れてくる。紀美子たちは、サングラスをかけ田舎者を下に見るまどかに、最初は不信感を持つが、その卓越したダンスの技術とその魅力に、やがて引き込まれていく。
炭鉱の組合員の反対運動が激しくなる中で、紀美子は炭鉱で働く母親千代(有森也実)に反対されながらも、家を出てフラガールになることを決意する。
「復興は少女たちの笑顔が作る!」

概要
タイトル:「フラガール – dance for smile – 」
作:羽原大介 李相日
総合演出:河毛俊作
構成演出:岡村俊一
出演:
潮紗理菜(日向坂 46) 矢島舞美 太田夢莉 兒玉遥
/有森也実 ほか
日程会場:2022年5月14日(土)~ 5月23日(月) 新国立劇場 中劇場
チケット料金: S席11,000円 A席8,500 円 (全席指定税込)
チケット一般発売日 4月16日(土)
問合: 03-6265-3201(平日 12:00〜17:00)
協力:ジェイ・シネカノン
制作:アール・ユー・ピー
主催:舞台「フラガール」製作委員会

公式HP: http://www.rup.co.jp/

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