<レスリング>ビャンバスレン・ハリウン(愛知・至学館高)がU17世界&アジアのモンゴル代表へ

 

 モンゴルのU17全国大会が4月26~27日にウランバートルで行われ、女子53kg級でビャンバスレン・ハリウン(Byambasuren Khaliun=愛知・至学館高)が優勝。U17アジア選手権(6月19~26日、キルギス・ビシュケク)とU17世界選手権(7月25~31日、イタリア・ローマ)の代表に選出されたという。

U17のモンゴル代表になったビャンバスレン・ハリウン(左から2人目=愛知・至学館高)=モンゴル協会フェイスブックより

 同選手は、モンゴル人の両親が日本で働くことになり、神奈川県で生まれた(1歳上の姉のビャンバスレン・フウランはウランバートルで生まれてから来日)。神奈川・東海ジュニアでレスリングを始め、2014年全国少年少女選手権で優勝。両親の転勤で三重県津市へ移り、吉田沙保里さんの出身クラブの三重・一志ジュニアでレスリングを続け、2017年に全国少年少女選手権で優勝している(関連記事)。

 三重・一志中を経て、現在は姉妹で至学館高へ通い、栄和人監督の指導を受けている。2020・21年は全国中学生選手権が中止になったが、昨年の世界カデット選手権(ロシア)57kg級のモンゴル代表になり、5位入賞を果たしている。姉・フウランは2019年全国中学選抜選手権優勝、昨年のインターハイ62kg級2位などの成績を残した。

 日本育ちのモンゴル選手が、世界に飛躍するか。

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