【四国の秘境】徳島県三好市の天然の大岩を登る!開放感たっぷりのボルダリングスポットを紹介!

ボルダリングは2021年に開催された【2020東京オリンピック】でも複合種目として正式に採用され、次回2024年の【パリオリンピック】でもスポーツクライミング競技として実施されることが予定されているいますね!

そんなボルダリングを本来の形で天然の大岩を登れるスポットが、日本三大秘境と呼ばれる徳島県三好市祖谷のすぐ近くで楽しめることをご存じでしょうか!?

外岩を登る!祖谷渓の下流にあるクライマー垂涎のボルダリングスポット

祖谷渓は剣山から吉野川へ続く支流で深山幽谷の景観を擁する全長10kmの川になります。
祖谷渓沿いには「ひの字渓谷」や「小便小僧の像」などもあり、高さ数十~100mの高低差が生み出す絶景は日本でも有数の景勝地となります。

そんな祖谷渓の下流付近、吉野川沿いを走る国道32号線から10分ほど走るだけでこのようなボルダリングには最高の大岩がゴロゴロとしている天然の場所が存在しています。
道路から川に降りること10分。安全用のマットを担ぎながらでもなんとか通れる道を降りるとそこはクライマー垂涎の河原になっています。
最近では県外や関西地方などからも噂を聞きつけ、週末には沢山のボルダリング愛好者たちが集う場所になっています。

難しいけれど達成感がクセになる!「ダイヤモンドフェイス」「追憶」などユニークな名前の課題がある祖谷渓の河原

ダイヤモンドフェイス」と呼ばれるこの大岩はダイヤの形をした大岩でこの向きから登る課題をそのように呼称しているそうです。
各課題には難易度に応じて何級や何段というグレード付けがされ、クライマーの間では自分の技術や力量に応じてこの近辺にある沢山の大岩のコースを楽しんでいるそうです。

素人目にはひび割れがある岩の壁にしか見えないです。そんなこの課題は「追憶」3段のグレードだそうです。画像ではわかりにくいですが壁の角度は90度の垂直を越えて100度!?そんなコースを複雑なムーブで登っていく愛好者たちには圧倒されました。

同じ岩でもの別の面から登ると全く違う難易度に!?向きが変わるだけで全く違う顔をみせる祖谷の天然の大岩の魅力 いまだ未完登の課題も

先ほどの追憶の大岩の反対側となるこの課題。いまだ初登者がおらず、取材当日も複数の人々がトライし続けていました。
ほかの方がトライしている最中は下からの声援や自分が登る際のオブザベーションをしていたりと、単独でするスポーツと思っていましたが実際に見ると互いに声を掛け合い励ましあうなど、ボルダリングを通じて交流して楽しんでいる様子でした。
また初登者にはその課題を名付けられることができるそうなので、誰が最初に登り切れるかというのも白熱するところなんでしょうね。

ボルダリング愛好者の間で口コミで広がり人気急上昇中。話題の徳島県三好市の祖谷渓ボルダリングスポット

週末にはこの祖谷渓下流のボルダリングスポットに全国各地から愛好家が集まり、大会などでも話題になるそう。
ボルダリングをしている方でもっと楽しみたい、チャレンジしてみたいという人々はいざ天然の大岩スポットにgogogo!!!!

(自然とより触れ合うスポーツの為、くれぐれも自己責任にてお願いいたします。)

(取材・文・写真:犬山 涼)

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