海自大村航空基地 開隊65年記念式典 4月30日一般開放 長崎

小月教育航空隊によるドリル展示=大村市、海自大村航空基地

 海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市今津町)で29日、開隊65周年の記念式典があった。
 同基地は1957年5月に発足。日本周辺海域の警戒監視をはじめ、離島の急患搬送に年間70回ほど出動し、新型コロナ患者の搬送にも協力している。
 コロナ禍の影響で記念行事の開催は3年ぶり。本県選出の国会議員や園田裕史市長、同基地の隊員ら計約400人が出席した。國見泰寛第22航空群司令は「わが国の安全保障環境は戦後最も厳しいと言われている。弾が飛び交う戦いにしないため、平常の任務に万全を期すとともに抑止のための取り組みも継続する」と式辞を述べた。
 この後、小月教育航空隊(山口県下関市)がドリル展示で息の合った動きを披露したほか、ヘリコプターによる展示飛行もあった。
 30日午前9時からは一般向けに基地を開放。展示飛行やフライトシミュレーター体験などのイベントがある。詳細は海自第22航空群のホームページで確認できる。


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