国富町に生産拠点を持つソーラーフロンティア(東京、渡辺宏社長)は4月1日から、毎月定額で太陽光発電システムを利用できる住宅向け新サービス「エネすく」の提供を始める。初期費用ゼロで太陽光パネルを設置でき、グリーンエネルギー利用で脱炭素社会の促進を促す。
丸商建設(日南市、榎木田大資社長)が取扱店第1号となる。新築のほか、これまでに手掛けた住宅でも貸し出しができる。定額料金には設置費用や保険料、定期点検費などが含まれる。
屋根の形状や工事費用などによって変わるが、料金は出力4~6キロワットで月1万~1万5千円。契約期間は10年間で、満了後に購入すればそのまま利用できる。
26日に宮崎市内のホテルであった登録証の進呈式には両社の関係者約10人が出席。登録証を受け取った榎木田社長は「災害に強く家計に優しい住まいづくりを目指す」、渡辺社長は「地域に根差したハウスビルダーと連携して、脱炭素社会の実現に貢献したい」とあいさつした。
丸商建設は今後、新築住宅全てに「エネすく」の利用を呼び掛ける。ソーラーフロンティアは、ほかのハウスメーカーにも登録を促したい考え。