みずがめ座η(エータ)流星群2022年のピーク、時間帯いつ…見える方角は 見頃は5月6、7日

みずがめ座η流星群の放射点

 大型連休はさまざまなイベントが目白押しだが、夜空の「みずがめ座η(エータ)流星群」にも注目したい。出現期間は2022年は4月19日から5月28日で、大型連休中に流れ星の活動がピークとなる「極大」を迎える。極大の時間帯や見える方角などを国立天文台に聞いた。

流れ星の出現期間

 みずがめ座η(エータ)流星群は、毎年GWの前後に活発になる流星群で、東の空に浮かぶみずがめ座付近を起点に、地平線から放射状に上に向かって延びる光の様子を楽しめる。母天体は10月のオリオン座流星群と同じハレー彗星。

 放射点の位置の関係で日本では明け方の1時間ほどしか見ることができないが、南半球では、三大流星群のペルセウス座流星群に匹敵するほどの流星が確認されることもあるという。2022年の出現期間は4月19日~5月28日。

 みずがめ座はほかにも7月中旬から8月中旬にかけて活発になる「みずがめ座δ(デルタ)流星群」がある。

流れ星ピーク、見える時間帯は

 流星群の活動が最も活発になる「極大」は、5月6日午後5時ごろの予想だが、日本では明け方の1時間くらいしか見ることができないため、2022年は5月6、7日の午前2時ごろから午前3時半ごろが観察のチャンス。ピーク時には1時間で5個ほどの流れ星が流れるという。数は減るものの、前後数日間(4日~8日)は観測できそうだ。

見やすい場所、方角は

 流れ星は「放射点」を中心に放射状に出現する。みずがめ座η(エータ)流星群は放射点が東の空の低い位置にあるため、できるだけ空が大きく見渡せる開放的な場所が観測にオススメだ。流星は全天どの方向にも飛び散る。未明はまだ寒さが残るため、防寒対策をしっかりして観測に臨もう。

ピークの日の全国の天気

5月6日の天気予報(5月5日12時気象庁発表)

札幌:晴れ

仙台:晴れ

新潟:晴れ

金沢:晴れ

福井:晴れ

東京:曇り時々晴れ

長野:晴れ時々曇り

名古屋:曇り時々晴れ

大阪:晴れのち時々曇り

高松:晴れ

松江:晴れ

広島:晴れ

福岡:晴れ

鹿児島:晴れ

那覇:雨時々止む

5月7日の天気予報(5月5日12時気象庁発表)

札幌:晴れのち一時雨

仙台:晴れのち曇り

新潟:晴れ時々曇り

金沢:晴れ時々曇り

福井:晴れ時々曇り

東京:曇り時々晴れ

長野:晴れ時々曇り

名古屋:晴れ時々曇り

大阪:晴れ時々曇り

高松:晴れ

松江:晴れ時々曇り

広島:晴れ時々曇り

福岡:晴れ時々曇り

鹿児島:晴れ時々曇り

那覇:曇り

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