視聴率を上げていきそうな道枝駿佑主演ドラマ「金田一少年の事件簿」

なにわ男子の道枝駿佑が主演を務めるドラマ「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)の初回視聴率が7・8%だった。期待ほどの数字は出せなかったが、今後、数字が伸びていくだろうとみられている。

「金田一」シリーズはマンガが原作。シリーズ第5作目となり、これまで主人公の「金田一一」はKinKi Kidsの堂本剛、嵐の松本潤、KAT‐TUNの亀梨和也、Hey!Say!JUMPの山田涼介とジャニーズ内でもトップクラスの人気を誇る俳優が務めてきた。5代目の「金田一」となった道枝にも当然かかる期待は大きい。日テレも「春の金田一祭り~歴代傑作イッキ見せ!~」とこれまでの「金田一」シリーズを深夜帯ながらも再放送し、盛り上げた。

ある日本テレビ関係者は「道枝君もバラエティーから情報番組まで、可能な限り番組宣伝にと日テレに出続けました」。それだけ力が入っている証拠だった。それでも、初回の放送では期待されていたほどの視聴率は出なかった。「局内でも、少なくとも10%は超えるだろうと考えていた人は多かったので、一桁スタートにはかなりガッカリ感が漂っていた。やっぱり初回視聴率は今後を占う上でもかなり大事。なかなかここから数字を上げていくというのは至難の業」と同関係者はいう。

上昇気流に乗せていくというのは決して無理な話でもないのではという声は根強い。というのも、初回に放送された題材である「学園七不思議殺人事件」は道枝にとっても不利な要素だったのではというのだ。

前出の関係者は「今回の放送された『学園七不思議殺人事件』は初代の『金田一』である堂本剛さんがスペシャルドラマとして1995年に放送しているんです。ネットにも『剛の方がよかった』などと書き込まれましたが、いまだに『金田一』の剛ファンは根強く、この『七不思議』は剛でないとダメと見るのを避けた人も多いと言われているんです。2話目からは話も変わっていきますし、初回を避けた人も戻ってくるのではとみられています」。

これからが5代目「金田一」の本領発揮となるかもしれない。

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