演歌歌手の藤あや子が30日、都内で写真集『ＦＵＪＩ ＡＹＡＫＯ』(講談社)の発売記念イベントを行った。デビュー35周年と還暦の節目を記念した今作は、15日発売ですでに重版された。ヨガやピラティス、キックボクシングなどで鍛え、美を極めた一冊に仕上がっている。
写真集制作のついて聞かれた藤は「写真集ではなく、フォトエッセイの中に写真を何枚か掲載されるという話だったんですよ。ノリノリで引き受けたら、写真を撮っているうちに、スタッフが盛り上がってくださって、フォトエッセイの大きさではもったいないとなって、思わぬ発展で写真集になりました」と明かした。写真集のテーマは「年齢的に還暦を迎えたという、私自身もビックリするんですけど。女性は還暦を迎えても、なお輝き続けられるんじゃないかというテーマで、日頃の私がいろいろやっていることが、写真集の中で表現できたんじゃないかなと思うんですけど、女性はいつまでたっても輝けるんだよっていうテーマでやらせていただきました」と語った。
写真集では還暦とは思えぬプロポーションを惜しげもなく披露しており、大胆なビキニ姿や手ブラショットもある。そこで大胆でセクシーなカットに集まり報道陣も釘付けになった。そこでポロリはなかった？と質問が出ると「意外とそういうの平気なんですよ。見えていたかもしれないけど、撮られることに集中していたので、歌う時もそうなんですが、集中しているとどうやって歌ったかもわからないモードに入ることもあるんですよ。写真集も出来上がってから驚くこともありました」と語った。写真集の出来については「還暦を迎えて、こうやって一生懸命輝いて生きていたんだよという証ができて、すごく記念になりました。点数を付けるとするならば120点でございます」と大満足の様子だ。
プロポーション維持の秘訣を問われた藤は「50歳以降は努力しかございません。同世代の方とお話するときに、『私は年だから』と諦めている方が多いんですよ。自分がやれる範囲で体ができあがってくると自信にもつながりますし、できないことはないんですよ。自分を輝かせる何かを見つけて努力して、これからも頑張ろうという気持ちになってほしいです」と力説した。
写真集の芸能界でも大きな反響があるようだが、親交のある美川憲一からは「あなたすごいじゃない。たいしたもん。この年齢を考えたらこんな写真集を出せる人はそうそういないわよ。日頃努力しているもんね」と絶賛された。大親友の坂本冬美からは「めっちゃきれい。さすがと絵文字がいっぱいのメールが送られてきました。冬美ちゃんも買ってくれたみたいで、早くサイン書いてねとねだられています」とコメントした。続けて夫の反応を聞かれると「出来上がりを彼が見たときに『倖田來未さんはエロかっこいいだったけど、これは艶かっこいいだね』と言ってくれました」と笑顔を見せた。
最後に藤は「今回の写真集は今まで生きてきた中の集大成のような感覚で発売させていただきました。ぜひこの写真集を見て、元気になったよ！とか、まだ大丈夫という皆様がいたらうれしいです」とアピールした。
