サム・スミス、自己愛を歌う、約1年半ぶりの新曲「Love Me More」をリリース!ミュージック・ビデオを公開

By 酒井裕紀

Sam Smith Credit by Alasdair McLellan

グラミー賞、BRITアワード、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞などの受賞経験がある世界的アーティストのSam Smith(サム・スミス)が、ニュー・シングル「Love Me More(ラヴ・ミー・モア)」をリリース、ミュージック・ビデオを公開しました。

「Love Me More」は、自分自身の再発見と幸福の旅に出るサムの心情を率直に内省した曲になっており、長年のコラボレーターである音楽プロデューサーのJimmy NapesとStargateと再度タッグを組んだ曲。

ミュージック・ビデオではルーク・モナハン(過去にサムの「トゥー・グッド・アット・グッバイズ ~さよならに慣れすぎて」(Too Good At Goodbyes)や「ライティングズ・オン・ザ・ウォール (映画『007 スペクター』主題歌)」(Writing's On The Wall)を担当)と再タッグ。サム自身も共同監督として制作に参加したミュージック・ビデオは、英・ロンドンの中心を舞台にした“自身の解放と喜びの物語”となっています。

サムは「Love Me More」で、「自分自身ではなく、「あの人になれたらな」と思ったことはある? / 鏡を見ることは健康に良くないと感じながら / それでも自分を嫌いになりたくないと思う毎日 / でも最近は、前みたいには心が痛まないんだ / もしかしたら、自分自身を少しずつ好きになれてきているのかもしれない」と、自分自身を愛し、自分自身を肯定できるようになったことの喜びを楽曲を通して表現。人間誰しもが共感できる内容となっています。

「Love Me More」のリリースを記念してサムが急遽行ったYouTubeライヴ配信では、サムはこの楽曲やミュージック・ビデオを通して自分自身を嘘偽りなく表現できた喜びをファンと共に祝福し、また、「自分自身を見つめ直すという意味で、初心に帰りたくなって…2014年に「ステイ・ウィズ・ミー ~そばにいてほしい」(Stay With Me)のミュージック・ビデオを撮った場所があるじゃない?私が家を出てずっと歩いているあの道やあの家。あの場所で「Love Me More」のミュージック・ビデオも撮影できたらいいなと思っていたの。まあ色々あって結局できなかったんだけどね(笑)。でもこの曲もMVも本当に気に入ってる。新曲を通して、またファンの皆と一緒にこうして楽しい時間を共有できて本当に嬉しいな」とコメント。後半では、ファンとQ&Aのコーナーを実施し、「(サムが好きな)マクドナルドに行ったらいつも何を注文するの?」、「お誕生日おめでとうって言って!」といった音楽以外のファンの声にも優しい笑顔でフレンドリーに応えました。

サム・スミスのデビュー・アルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』(In The Lonely Hour)は、この10年間で世界で最も売れたデビュー・アルバムとなり、2014年のアーティスト・デビュー以来、これまで3300万枚以上のアルバム・セールス、合計2億2700万枚のシングル・セールス、そして400億回のストリーミング再生回数を記録。また、全英アルバム・チャートTop 10チャート・インの世界最多連続記録と、映画「007」シリーズの主題歌が初めて全英1位を獲得したという2つのギネス記録も保持。また、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、グラミー賞4回、BRIT賞3回、MOBO賞6回を受賞しています。そんなサムの“新しい章の始まり”が「Love Me More」だったわけですが、「今日までの2年という期間をかけて、曲を一生懸命、たくさん作った」と話しているだけに、ニュー・アルバムの発表も近いかもしれません。

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