大型連休、人流増に警戒 沖縄のコロナ 日曜で最多の1554人(5月2日朝)

 沖縄県は1日、新たに10歳未満~90歳以上の1554人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週4月24日の1311人から243人増加し、日曜としては過去最多の新規感染者となる。県全体のコロナ専用病床使用率は35.6%、重症者用病床使用率は13.3%。圏域別の病床使用率は本島41.2%、宮古4.5%、八重山13.6%となっている。▼GW中に熱が出たら…沖縄県が発熱外来33施設を公表 コールセンターや電話相談も
 新規感染者の増加について、県は4月29日の「昭和の日」が祝日だったため、同日以前の検査結果が集中した影響で増加につながった可能性があるとしている。一方で県は大型連休で人流が活発化しているとし、引き続き警戒を強めている。

 市町村別では宮古島市が115人となり、今年1月8日の133人に次ぐ過去2番目の感染者数となった。直近1週間の人口10万人当たりに換算すると997.71人となり、県の620.49人を上回る。コロナワクチンを接種していない若年層を中心に感染が拡大しているという。

 推定感染経路では家庭内が474人と最も多く友人・知人が118人、職場内が74人と続いている。

 米軍関係者の陽性は82人だった。基地別の内訳は不明。(小波津智也)【関連記事】
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