ゴーズマンがサイ・ヤング以来の快挙 開幕5試合で0四球0本塁打

【アストロズ2-3ブルージェイズ】@ロジャース・センター

5年1億1000万ドルの大型契約で今季からブルージェイズに加入したケビン・ゴーズマンが伝説の名投手サイ・ヤング以来となる快挙を成し遂げた。ゴーズマンはアストロズ打線を相手に7回98球を投げて被安打6、奪三振10、与四球0、失点2の好投を見せ、これで開幕から5試合連続で与四球0かつ被本塁打0。これはワールドシリーズが開始された1903年以降では、1903年のサイ・ヤングに次ぐ2人目(20イニング以上)の快挙となった。

ゴーズマンは5回までに8つの三振を奪い、無失点に抑える好投を披露。打線の援護に恵まれないなかで6回表二死3塁からアレドミス・ディアスにタイムリーを浴びて先制点を献上し、逆転してもらった直後の7回表一死2塁の場面ではニコ・グッドラムに同点のタイムリー二塁打を許したが、7回裏に味方打線が勝ち越してくれたため、今季2勝目(1敗)をマークした。球界屈指のスプリッターが冴えわたり、今季ここまで31回2/3を投げて41奪三振。四球を1つも与えず、本塁打も1本も献上していない。

ブルージェイズは6回裏にボー・ビシェットが3号逆転2ラン。2対2の同点で迎えた7回裏にはサンティアゴ・エスピナルが勝ち越しタイムリーを放ち、ゴーズマンに白星をプレゼントした。ブルージェイズ3番手のジョーダン・ロマノが今季11セーブ目を挙げ、アストロズ先発のフランバー・バルデスは今季2敗目(1勝)。なお、ブルージェイズの加藤豪将に出場機会はなかった。

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