国内初の切り離し配送、センコー ダブル連結トラック

センコー(福田泰久社長)は26日、ダブル連結トラックを途中で切り離し、別々の顧客の納品先まで同時に配送する国内初の取り組みを開始したと発表した。
旭化成ホームズ(川畑文俊社長)とフジテック(内山高一社長)の貨物輸送で実施。2台が別々に集荷し、センコーの拠点(尼崎)で連結。高速道路の長距離区間をドライバー1人が輸送し、途中のダブル連結トラックドッキングステーションでドライバーが交代、切り離し拠点(厚木)まで再び1人で輸送する。
切り離し拠点からは10t車とセミトレーラー車に分かれ同時に別々の納品先(厚木、羽田)まで運行する。
連結装置(ドリー)によりトレーラーと連結・脱着するドリー方式で、10t車の後方に付けたドリーでセミトレーラーを連結する。切り離し拠点での所要時間は20分。
センコーによるダブル連結トラックの運行は初めて。導入により年間ベースで運転時間削減約40%(2532時間)、CО2削減量約30%(163・2t)の効果を見込んでいる。
ダブル連結トラックは昨年4月に開始した「物流バス」のメニューの1つ。事前予約で路線バスのように利用できる長距離輸送サービスで、ニーズに応じた多様なラインナップをそろえる。

提供元:日本流通新聞×foredge

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