オシム氏が80歳で死去…日本代表やジェフ千葉を指揮

 日本代表やジェフユナイテッド市原・千葉を率いたイヴィチャ・オシム氏が死去した。80歳だった。

 オシム氏が指揮を執っていたオーストリアの名門シュトゥルム・グラーツが1日に、病気のために死去したと報告。1日はクラブ創設113年の記念日であり、5月6日に81歳の誕生日を迎える予定であったが、わずか5日前というタイミングで息を引き取った。

 ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のオシム氏は1990年イタリアワールドカップで旧ユーゴスラビアをベスト8に導き、2003年に来日。当時J1のジェフ千葉を指揮すると、2005年にJリーグカップ制覇を成し遂げ、翌年に日本代表監督に就任した。2007年11月に脳梗塞で監督を辞任した後は、日本サッカー協会の顧問に就任し競技の普及や選手の育成に尽力。2016年には日本サッカー界に大きな功績を残したとして、外国人叙勲の「旭日小綬章」を受章した。

オシム氏が80歳の若さで死去 Photo Koji Watanabe

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