カンニング竹山、知床で沈没事故を起こした運航会社を批判「命関わるコストカットはダメ」

2日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)でお笑いタレントのカンニング竹山が、北海道・知床半島沖で遊覧船「KAZU I」沈没事故を起こした運航会社「知床遊覧船」の安全をないがしろにする企業姿勢を批判した。

番組では、「週刊ニッポンの空気」のコーナーでライター・編集者の速水健朗氏が、2日に発生した「KAZUⅠ」沈没事故について扱った。

一部報道でベテラン船長を解雇した、海が荒れているのにも関わらず出航させる、以前にも事故を起こしているなど、同社の安全管理体制に問題があったことなどが報じられているが、竹山も「会社として営業がマズいときは、ある程度カットするというのはあると思うんですが、ここの会社の場合は人の命を預かってることで、おまんま食ってた会社じゃないですか。だからそこを忘れてたんじゃないかなって」と批判した。

さらに竹山は「そこカットとしても、あなたたち観光で人の命預かって儲けることやってるんだから、それダメよってことですよね」とコメント。速水氏も利用する側は、安いことはわかるが、それが自身の命に係わることであっても「なにがカットされているかわからない」と語った。

パソーソナリティーの赤江珠緒も、安全の部分にコストカットが及ぶのは問題とし、「これだけ安全なことをしているというのがセールポイントになる世の中になって欲しいですね」と持論を語った。また、竹山は航空機業界のLCCもコストカットで運賃を安くしているが、基本的には搭乗の際の荷物運びなど、諸々のサービスをカットしているだけだとし「ここの会社みたいなコストカットのやり方は違うと思うんですよ。LCCが安いから危険かというとそうでもないんですから。ここは安かろう悪かろうをやっちゃった」と批判したのだった。

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