京都・大田神社のカキツバタが見頃に 国指定の天然記念物、例年より早く

京都市北区にある大田神社で、カキツバタ(杜若)が見頃を迎えています。

大田神社は世界遺産・上賀茂神社の境外摂社で、国指定の天然記念物「大田の沢」には、約2万5千株のカキツバタが群生。

一面に可愛らしい紫の花が広がっています。

大田の沢は平安時代から「カキツバタの名所」として知られており、歌人・藤原俊成(1114〜1204)は、この景色を見て「神山や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色に見ゆらむ」という歌を詠んでいます。

例年では5月初旬から中旬頃にかけて開花しますが、今年は気温などの影響から、例年より少し早く見頃を迎えました。

また、参道のツツジや青もみじも見頃で、初夏の爽やかな景色が広がっています。

参道脇には、賀茂名物の「やきもち」をなど販売するお店も出店。

美しいカキツバタを見た後は、やきもちを食べながら休憩してみてはいかがでしょうか。

1個125円

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