【DDT】KO-D無差別級王座初V成功の遠藤哲哉「サイバーファイトフェスではDDT、ノアの選手でもいいけど、誰が来ようと僕が一番目立つ自信がある!」

DDTプロレスが5月2日、東京・渋谷区のAbemaTowersで前日の横浜武道館大会の一夜明け会見を開き、上野勇希の挑戦を退けて、KO-D無差別級王座の初Vに成功した遠藤哲哉が出席した。

遠藤は「初めての横浜武道館、非常にきれいな会場で防衛できたのは誇りに思っております。またぜひ試合をさせていただけたらなと。昨日のタイトルマッチ、上野勇希の覚悟も受け止めていたつもりですけど、まだ彼の深さというところまで届いてなかったのかなと思います。想像以上のところはありました。もっと楽に防衛できるかなと正直思ったんですけど、気持ちの強さとか、DDTを思う信念の強さ。それはもう今後認めていくつもりです。彼が楽しさを前面に出してやっていきたいと言っていたので。この試合を彼のなかで、DDTにおける楽しさに昇華できたときに、またこのベルトを懸けて相手してやりたいと思っています」と語った。

今後の防衛戦は8月20日、東京・大田区総合体育館での開催は決まっているが、それまでにタイトル戦が組まれるかどうかは未定の状態だ。それを聞いた遠藤は「大田区総合体育館のメインイベントに立つのも俺。サイバーファイトフェス(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)は、まだカードとか何も聞いてないので。決まっているのか決まっていないのか分からないですけど、どっちにしても両団体、一番目立つのはこの俺です」とキッパリ。

4・10後楽園で米国に旅立つ前の竹下幸之介が「勝った方に日本のDDTを託す」と言ったことに対し、上野が「なぜ言い返さない」と発言していたが、遠藤は「別に竹下から託されることじゃないと思ってます。個人的にずっとDDTを背負ってやってきたつもりなので。アイツに託されなくても俺は背負ってるし、なんならDDTの選手全員で背負ってやってるんで。別にアイツが一人で頑張ってきたわけでもない。このタイトルマッチは俺と上野の戦いなんで、そこに割り込んでくるのはジャマかなと思っていました」と吐露。

次期挑戦者の資格については、「俺こそがDDTだという選手だったら、誰でもいいかなと思ってるんですけど。そうなると所属選手で、このベルトを懸けてやりたいと思ってます。でも誰でもいいですよ。僕が防衛するんで」と話した。

サイバーファイトフェスで対戦を希望する選手について、「このベルトを獲ったときから、ずっと受け身の発言をしてるんですけど。ネガティブな意味じゃなく、誰とでもやるという意味で。団体の選手でもいいですし、ノアの選手でもいいですけど、誰が来ようと僕が一番目立つ。それはもう自信があります。“最終的に遠藤だったな”って、見てる人に思わせる。それが僕のなかのサイバーファイトフェスのテーマかなと思ってます」と言い切った。

すでにGHCヘビー級選手権(王者・潮崎豪VS挑戦者・小島聡)の開催が決まっているが、同大会で防衛戦を行いたいかどうかに関しては、「対戦相手が現れればやりたいですし、そこまでに挑戦表明してくる人間がいなければ、それまでのヤツらなんだなって」と述べた。

また、赤井沙希VS雪妃真矢のシングルマッチが5月29日の熊本城ホール・シビックホールで組まれることが決まった。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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