ウォードとアダメスが開幕4週目の週間MVPに選出 ウォード初受賞

日本時間5月3日、レギュラーシーズン4週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはテイラー・ウォード(エンゼルス)、ナショナル・リーグはウィリー・アダメス(ブリュワーズ)が選出された。ウォードはキャリア初の受賞であり、エンゼルスからの選出は昨年7月のデービッド・フレッチャー以来。一方、アダムスは昨年7月以来キャリア2度目の受賞であり、アダムス以外のブリュワーズの野手による受賞は2019年7月のケストン・ヒウラ以来となった。

ウォードは7試合に出場して29打数13安打、打率.448、2二塁打、1三塁打、4本塁打、11打点、出塁率.484、長打率1.000、OPS1.484の好成績をマーク。全7試合でヒットを放ち、うち4試合でマルチ安打を記録した。日本時間4月26日のガーディアンズ戦では一昨年のサイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバーから2本塁打を放ち、自身初のマルチ本塁打を記録するだけでなく、チームの全得点を1人で叩き出す活躍。その2日後の同カードでは二塁打、三塁打、本塁打を1本ずつ放って5打数3安打2打点の活躍を見せ、1試合で二塁打、三塁打、本塁打に加えて4得点をマークした史上2人目の選手となった(1958年のロジャー・マリス以来)。

アダメスは7試合に出場して29打数9安打、打率.310、3二塁打、4本塁打、10打点、出塁率.375、長打率.828、OPS1.203を記録。日本時間4月27日のパイレーツ戦では自身初のマルチ本塁打をマークし、5打数4安打7打点の大活躍を見せた。1試合7打点は球団タイ記録であり、アダメスを含む11人の選手によって合計13度記録されているが、遊撃手に限れば2001年のホセ・ヘルナンデス以来球団史上2人目の快挙。現時点での今季5本塁打は遊撃手としてメジャー最多であり、ミドル・インフィールダー(二塁手と遊撃手)のなかでもオジー・オルビーズ(ブレーブス)の6本塁打に次ぐ数字となっている。

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