文協=2ぶりに古本市を開催=6千冊以上を特別価格で

販売予定の図書の一部

 ブラジル日本文化福祉協会(文協)の図書委員会は2年ぶりに「秋の古本市」を15日午前9時から午後3時まで、サンパウロ市の文協ビル1階の展示スペースで開催する。
 古本市では漫画や雑誌、辞書、小説など幅広いジャンルの書籍6千冊以上が販売される。コロナ禍前は1冊5~10レアルで販売されていたが、今回は特別価格2~5レで販売する。ポルトガル語の本だけでなく、簡単な日本語の本もあるので、日本語学習者にもうってつけだ。
 古本市は年に2度行われ、サンパウロ市だけでなくサンタカタリーナ州やミナス・ジェライス州ベロオリゾンテ市など、遠方からの来場者もある人気イベントとなっている。
 図書委員長の折川エドアルドさんは「たくさんの方のお越しを楽しみにお待ちしております」と来場を呼び掛けた。
 また、図書委員会は古本市開催にあたってボランティア協力者を募集している。ボランティア協力者には14日、書籍整理や会場設営などの作業を行ってもらい、15日には図書販売を行ってもらう予定。エドアルド委員長は「どちらか1日だけでも構わないので、ぜひご協力ください」と呼びかけている。詳細・問い合わせは文協図書館(電話:11・3208・1755まで。

© BRASIL NIPPOU