間宮祥太朗、苦悩に顔をゆがめ大粒の涙 出自に苦しみながらも恋に患う 「破戒」予告

7月8日より劇場公開される、島崎藤村の同名小説を間宮祥太朗主演で描く映画「破戒」の、予告映像と本ビジュアルが公開された。

公開された予告映像は、「なぜ好きな人に気持ちを伝えることが、できない」と苦悩する丑松(間宮祥太朗)のナレーションから始まる。「部落民という素性を隠せ」という父からの強い戒めを受け、身分を隠し教師となった丑松。そんな丑松が下宿先で出会った士族の娘・志保(石井杏奈)に思いを募らせる姿、誰にも自身の出自を明かすことのできない丑松が「この世の矛盾に命懸けで切り込む人間を下等だというのなら、私は進んで下等な人間になります」と感情をむき出しにする様子、さらには苦悩に顔をゆがめ大粒の涙をこぼす姿などが切り取られている。

あわせて公開された本ビジュアルでは、父からの戒めを破り出自を、隠さずに生きる決意を表現した「この戒めを破り、明日を生きる」のキャッチコピーとともに、丑松と志保のショットが使用されている。

「破戒」は、被差別部落出身であることを隠して小学校の教師を務める瀬川丑松の苦悩を描いた島崎藤村の小説の、60年ぶりとなる映画化作。被差別部落出身ということを隠し、ある小学校の教員として奉職する瀬川丑松。亡くなった父から、出自を隠し通すよう強い戒めを受けていた丑松だったが、父からの戒めを破り、出自を隠さず生きる決意をする。丑松を「東京リベンジャーズ」などの間宮祥太朗、丑松が恋をする士族の娘・志保を石井杏奈が演じるほか、矢本悠馬、眞島秀和、高橋和也、竹中直人らが顔をそろえる。「発熱天使」「みみをすます」の前田和男が監督を務める。

【作品情報】
破戒
2022年7月8日(金)より丸の内TOEIほか全国公開
配給:東映ビデオ
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