栃木県内「クールビズ」スタート 無理ない範囲で省エネを

軽装で業務に当たる県職員=2日午前、県庁

 節電のため、上着やネクタイを着用せず軽装で過ごす「クールビズ」が2日、県内の官公庁や企業などで本格的に始まった。県が定める期間は例年通り10月31日まで。

 この日の宇都宮の最高気温は19.2度。平年より2.6度低く、4月中旬並みの気温となった。

 午前中、県庁の気候変動対策課では職員がポロシャツなどの軽装で仕事に打ち込んでいた。日当たりによっては肌寒さも感じられ、上着を羽織り温度調整する職員もいた。

 同課は「天気や体調に合わせて各自で服装を調整し、無理のない範囲で省エネに取り組んでほしい」と呼び掛けている。

 働き方の多様化や気候の変化などを踏まえ、環境省は昨年から全国一律でのクールビズ期間の設定はしていない。一方、1年を通して職員の軽装を認める自治体は全国的に増えており、県内では昨年度に大田原市、本年度に県が取り組みを宣言している。

軽装で仕事する県職員=2日午前、県庁

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