ウーマン村本大輔さん母校自虐、原発ネタ騒動も語る 渡米前に古里福井県内ラストライブ

渡米前の福井県内ラストライブを行った村本大輔さん=5月1日、福井県の小浜市まちの駅・旭座

 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん(41)=福井県おおい町出身=が5月1日、同県の小浜市まちの駅・旭座で、活動拠点を米国に移す前の県内ラストライブとなる独演会を開いた。原発や母校に関する自虐などが満載のネタを披露し、約100人の観客が集まった会場は笑いの渦に包まれた。

 3月に渡米するはずだったが、ビザ取得に時間がかかり「5月になってもライブやってる」と自虐で始まり、自身が通った旧小浜水産高校の校歌や遠足をいじる“地元ネタ”を披露。昨年開催された東京五輪など、時事風刺も多く取り入れた。

⇒ライブに向け村本さん「すごいやつが福井から出たなと、夢を見せに行く」

 県内で開かれたお笑いライブで原発をネタにした際の騒動をコミカルに語った後、「僕はあるものをあると言ってるだけ。笑いを、ジョークを怖がらないで」と話す場面もあった。

 オチがつく度に観客の笑い声と拍手が響くと、村本さんは「想像以上に良い反応でうれしい」と感謝。最後は、村本さんと同じおおい町出身で、前座を務めた福井県住みます芸人の飯めしあがれこにおさん(32)に「大輪の花を咲かせること、アメリカに行っても期待してる」とエールを送った。

© 株式会社福井新聞社