広瀬すず&横浜流星 結婚を目前とした恋人役 役作りで松本を2人で街巡り 「流浪の月」

5月13日より劇場公開される、広瀬すずと松坂桃李のダブル主演映画「流浪の月」から、広瀬すず演じる誘拐事件の元被害女児の更紗と、更紗の現在の恋人・亮を演じる横浜流星を捉えた場面写真が公開された。

公開された場面写真では、亮が更紗にタオルで首をふいてもらう幸せそうな様子や、対照的な亮の病みやつれた表情が切り取られている。

原作のファンだった横浜は、李相日監督が映画化権を取得したと知り、李監督と直接会い、未決定だった亮役のオファーを受けたという。あらためて原作を読み返した横浜は、「亮目線で読むとまた違う見方ができた」と言い、「文目線で読んでいた時は『この男、なんなんだよ』と思っていましたが、亮目線で読むと亮にも悲しい過去があり、だからこそ更紗を精一杯に愛して守り抜きたいと思っている、共感できる人間らしい部分がありました」と、単純に善悪では断罪できない生身の人間臭さを備えた亮というキャラクターを受け止め、最後には「僕自身が誰よりも亮を愛した」と語っている。

自身を“人見知り”という広瀬と“甘えることが苦手”という横浜は初共演。横浜と広瀬は結婚を目前にした恋人という設定だったが、クランクイン前のリハーサルではなかなか打ち解けなかったという。横浜は、「李監督から『形は出来ているけど中身が見えない。まずは広瀬すずと横浜流星として二人の距離感を縮めた方がいいんじゃないか』という指摘があり、二人きりで話し合う時間を持ちました。クランクイン直前にロケ地の松本で二人で街巡りをして、蕎麦を食べたりゲームセンターに行ったりと、普通の人どうしが過ごすような日常を体験し、自然と亮と更紗になっていけたような気がします」と、役作りの裏話を明かしている。

【作品情報】
流浪(るろう)の月
2022年5月13日、全国ロードショー
配給:ギャガ
(c)2022「流浪の月」製作委員会

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