エンゼルスがアデルのマイナー降格を発表 ロハスがメジャー再昇格

エンゼルスは日本時間5月4日から敵地ボストンのフェンウェイ・パークでレッドソックスとの3連戦がスタートするが、それに先立ってジョー・アデルを傘下AAA級ソルトレイクに降格させたことを発表した。代わりにメジャー再昇格を果たしたのはホセ・ロハス。なお、レッドソックス先発のマイケル・ワカがキャリアを通じて右打者よりも左打者を得意としているため、ジョー・マドン監督は今日の試合にブランドン・マーシュではなく、ジャック・メイフィールドを左翼手としてスタメン起用している。

現在23歳のアデルはメジャー3年目の今季、ここまで19試合に出場して打率.231、3本塁打、9打点、1盗塁、OPS.673を記録。66打席で24三振を喫しているのに対し、四球を1つしか選べておらず、出塁率は打率をわずかに上回る程度(.242)。左翼手としても拙守が目立っており、攻守両面で未熟さを露呈していた。今後はAAA級ソルトレイクで常時出場しながら、打撃アプローチの改善と守備力の向上を目指すことになりそうだ。

代わりにメジャー再昇格を果たしたロハスは現在29歳。メジャー2年目の今季はオープン戦の活躍が認められて開幕ロースター入りを果たしたものの、6試合に出場して打率.150、0本塁打、1打点、0盗塁、OPS.400と結果を残すことができなかった。開幕から故障者リスト入りしていたテイラー・ウォードが戦列復帰したのに伴い、日本時間4月17日にマイナー降格。AAA級ソルトレイクでは11試合に出場して打率.256、0本塁打、4打点、1盗塁、OPS.642と平凡な成績にとどまっている。

マドン監督によると、アデルのマイナー降格は必ずしもマーシュのレギュラー固定を意味するわけではなく、引き続き相手投手との相性を考慮しながらスタメンを決めていく方針だという。レッドソックス先発のワカはキャリア通算で右打者に対して打率.275、OPS.781、左打者に対して打率.236、OPS.674と右腕ながら右打者よりも左打者を得意としており、マドン監督は左打者のマーシュではなく、右打者のメイフィールドをスタメンに組み込んだ。

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