寺尾聡の久しぶりのコンサートに、あのアクの強い個性派俳優が飛び入り参加して盛り上げる?

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東海ラジオ『源石和輝!抽斗(ひきだし)!』(月~金15:00~17:00)4月29日(金・祝)の放送に、俳優でミュージシャンの寺尾聡が出演した。寺尾は1947年生まれ、神奈川県出身、1960年にグループサウンズ。ザ・サベージを結成し、1966年レコードデビュー。俳優デビューは、石原裕次郎主演映画「黒部の太陽」(1968年)。そして、1981年に発表した「ルビーの指輪」が大ヒットし、日本レコード大賞ほか、数々の賞を獲得した。

代表曲の「ルビーの指輪」で、当時の歌番組の常連だった寺尾は「テレビのベストテン番組にも毎週出演していた。ルビーの指輪が12週連続1位を獲得したときには、特別に『赤いソファ』が用意されたが、そのソファは『TBS の制作の方からあのどうぞ記念にお持ちくださいと言われたが、ご遠慮いたしました』」とのこと。

その理由は「大きい椅子をいただいても置くところがない。基本的に、そういう時の記念品みたいなのは、あまり手元に置かないようにしている。だからレコード大賞のトロフィーもアカデミー主演男優賞のトロフィーも、みんな人に差し上げた。レコード大賞のトロフィーもファンの方に。大きなコンサートのときに『誰かほしいヒト~!』と呼び掛けて、じゃんけんで。人それぞれで、大事にガラスのケースに入れて眺めるのもいいと思うが、自分は、もらったことは事実だし、それでいいという考え」と話した。

また、トレードマークのサングラスについては「音楽活動のときには、必ずかけている。『西部警察』『大都会』の撮影現場から直接スタジオ入りすることが多かったので、撮影の衣装としてのサングラスだった。ベストテンで歌っているときのジャンパーに、その日の撮影で撃たれた弾の跡、ふたつ穴が開いていたこともあった。出演はあまり乗り気ではなかったので、スタッフが何でも要求を聞いてくれた。タバコを吸いながら歌わせろと言ったことも。今だったら怒られるが」と明かした。

当時は出演を辞退するニューミュージックの歌手もいたが、その中で寺尾は「自分は歌手だと思っていなくて、バンドマンだと思っている。考え方は人それぞれだが、自分たちの仕事は、求められて喜ばれるんだったら、なるべくそれに応えること。テレビという媒体は効果的だったので、自分を知ってもらうにはいい機会だと判断して、出演していた」ということだ。

5月15日には、愛知県・一宮市民会館で、久しぶりのコンサートを行う。寺尾は「コンサートは、いつ以来か思い出せないぐらい久しぶり。東京のライブハウスで月1回ぐらいはやっているが、そのときは、カバー曲ばかり40曲ほど、ベースを弾いて吞みながらやっている。久しぶりにオリジナルを歌ってほしいという声もあって、今回は、ちゃんとしたコンサートとして、1981年に出したアルバム「Reflections」をレパートリーに入れたいと思っている」

そして、コンサートには、俳優仲間が飛び入りで参加するそうで、寺尾は「いろんなのがいるが、今回は、自称、寺尾バンドの専属歌手と言っている、石倉三郎というトンチキがいて『俺に1曲歌わせてほしい』と頼んできたので、出演してもらうことにした。皆さん。乞うご期待!」とPRしていた。

源石和輝!抽斗!

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分

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