大型連休行動制限なし 行楽地に活気 春日山城跡にも観光客

 3年ぶりに全国的に行動制限のないゴールデンウイークは後半に入り、上越の各行楽地やレジャー施設などは多くの人でにぎわっている。マスク着用など感染対策を施しながらも、家族やグループで久しぶりに遠出したり、一緒に過ごしたりして、大型連休を楽しんでいる。

謙信公銅像の前のスペースはシャトルバスの停車場所となっていて、多くの人が乗降したり、行き交ったりしていた(4日正午過ぎ)

 上越市の代表的な観光名所、春日山城跡は4日、晴天下とあり、県外ナンバーの車がずらり。春日山神社階段下の駐車場は常に満車状態で、シャトルバス利用や歩いて訪れる人が多く、山城の雰囲気や空気を楽しんでいた。

 神戸市から里帰りし、親戚同士9人で訪れたという蓬莱(ほうらい)善隆さん(46)は「今まで動けなかったので、一緒に楽しめて良かった。これからロッテアライリゾートに向かう予定」と笑顔で話した。

 富山市の中学2年生、江尻颯志君(13)は上杉謙信のファンといい、4年前から年2回ずつ訪れているという。父親と本丸まで登り、「ここ最近は人が少なかったけど、きょうは多かった」と話し、人出はコロナ禍前に戻った印象という。

 連休終盤も天気は良さそうで、名所旧跡や施設の混雑は週末まで続きそうだ。

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