「きらきらした時間だった」 3代目ゆめな 最後のライブ 那須

卒業式に臨んだ3代目ゆめな(中央)とクロロ(右)

 【那須】黒田原地区のマスコットキャラクター「クロロとゆめな」の3代目ゆめなの卒業式が4日、寺子乙の町文化センターで行われ、約50人の地元ファンが集まった。

 このキャラクターは、農耕馬「那須駒」をモデルにしたクロロと、その世話をする少女ゆめなで構成。町商工会が10年ほど前に地域おこしの一環で創出した。

 ゆめなは数年で代替わりしており、3代目は2019年に就任。町内外のイベントで町の魅力をPRしたり、オリジナルソングのCDを販売したりして、精力的に活動してきた。

 この日の卒業式で、ゆめなはオリジナルソング7曲を披露。県内自治体のゆるキャラ5体も駆け付け、ゆめなとの別れを惜しんだ。地元の子どもたちから花束と卒業証書を受け取ったゆめなは、「とても楽しいきらきらした時間だった。いつまでも愛されるキャラであってほしい」と笑顔で締めくくった。

 町商工会は、4代目ゆめなの就任など今後の活動は未定としている。

卒業式に臨む3代目ゆめな(中央)とクロロ(右)
最後のライブで熱唱した3代目ゆめな(中央)
子どもたちから花束を受け取る3代目ゆめな(右)

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