4月20日からオークションにかけられていたディエゴ・マラドーナのユニフォームが、「世界最高額」で落札されることになった。
サザビーズで競売にかけられていたこのユニフォームは、マラドーナが1986年のワールドカップで着用していたとされるもの。
しかも準々決勝のイングランド戦の後半で使っていたものと言われており、それは伝説の「5人抜きゴール」「神の手ゴール」が生まれた際のシャツだ。
マラドーナの親族は「これは偽物である」と訴えていたものの、サザビーズ側は縫製の状態などから「本物と証明できる」としていた。
そして入札が開始されてから2週間が経過し、今回落札額が決定。
『AFP』によれば、これは最終的に880万ユーロ(およそ12億円)という価格になり、スポーツのユニフォームとしては世界最高額を更新することになった。
これまで記録を持っていたのはアメリカの野球選手ベーブ・ルースが使っていたユニフォームで、2019年に530万ユーロ(およそ7.2億円)で落札されていた。
なんと今回はそれを350万ユーロも上回る額となり、スポーツのオークションにおける歴史を塗り替えるものとなったという。