福岡発ソーシャルビジネスが起業か? FBS「発見らくちゃく!」10周年企画

FBS福岡放送は5月14・21日に、起業を目指す視聴者と投資家をマッチングする特別番組「発見らくちゃく!10周年 あなたの想い、会社にしますSP」(午前10:30)を放送。これは「ナンデモ特命係 発見らくちゃく!」(月曜深夜0:54、福岡・佐賀ローカル)の放送開始から10周年を記念した企画で、5月9日のレギュラー放送で事前企画を展開する。

番組10周年を迎えた2021年に「福岡の町をよくするビジネスアイデア」を募集したところ、300組以上から応募があったという。学生や主婦、会社員、自営業者、元アスリート、元アイドルら年齢も立場も異なる、多様な人々が関心を寄せた。その中から書類選考を通過した22組が、投資家への1次プレゼンに挑む。さらに、その通過者がアイデアを事業計画へとブラッシュアップして最終プレゼンへと進んでいく流れだ。アイデアの採用数は決められておらず、事業として成立ゼロの可能性も、あるいは複数案決定する場合もあり得る。プレゼンはいずれもリモートではなく、感染症対策を施した対面で行われるため、投資家との応募者の間でピリピリとした緊張感漂う場面や白熱の討論が展開されそう。

5月9日深夜のレギュラー放送終了後には、FBS公式チャンネルで最終プレゼン出場者の1次プレゼンの模様をノーカットで公開する予定だ。

FBS制作スポーツ局の村上友亮プロデューサーは「『ナンデモ特命係 発見らくちゃく!』は2021年に10周年を迎えました。今まで数多くの視聴者の依頼を解決してきましたが、毎週1人の悩みしか解決できないため『もっと多くの人を救いたい』という思いが常にありました。そこで、悩みを解決する“仕組み”を作ることが番組として目指すべきことだと考え、社会課題を解決する事業である『ソーシャルビジネス』を募集することにしたのです」と番組企画のきっかけを説明。

さらに、「集まったのは300を超える事業アイデアです。『スポーツをもっと身近に』や『昆虫食を広めたい』『フードロスをなくしたい』『北九州を子育て都市に』『自閉症アートを広めたい』など、実にさまざまな案が寄せられました。見どころは最終プレゼンの白熱した討論。世代も目標も違う個性的な発案者たちが、投資家へ真剣にプレゼンしていきます。番組サイドも投資家の方に『どれか一つは通してください』といったお願いは、一切していません。完全にガチ勝負です。企画開始当初は誰も想像しなかった展開を、ぜひ楽しんでください!」と語った。

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