舞台俳優としてステップアップ重ねる浜中文一

俳優の浜中文一と女優の桜井日奈子が4日、東京・新宿区の紀伊國屋ホールで舞台「浪花節シェイクスピア『富美男と夕莉子』」(17日まで)の初日を迎え、公演前に取材に応じた模様を、各メディアが報じている。

世界で最も有名なシェイクスピアの悲恋劇が原案。昭和の大阪の架空都市“浪花坂”を舞台に、任侠一家「紋田木家」の息子・富美男と、対立する「九羽平家」の娘・夕莉子の悲恋が大阪弁で描かれている。

2人は今作が初共演。浜中はお互いの印象を聞かれ、「初めてお会いしたのが、ポスターの抱き合っている写真の撮影だったんです。僕も人見知りだし、ひなちゃんも人見知りだったので、『初日で抱き合うのはキツイよな~』って話していました」とエピソードを披露したという。

浜中は1999年にジャニーズ事務所に入所。関西ジャニーズJr.として活動し、関西ジャニーズJr.内のユニット・Veteranのメンバーとして舞台やコンサートに出演。

2007年冬には「ザ少年倶楽部」(NHK)内で結成された現在ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏プロデュースユニット・舞闘冠のメンバーに抜擢された。

2016年に「50Shades~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~」で舞台初主演。17年秋に関西ジャニーズJr.を卒業した。

「舞台デビューは2013年だったが、その後、かなりハイペースでさまざまなジャンルの舞台公演をこなしている。滝沢氏に目をかけられていただけに、舞台俳優としてのステップアップを所属事務所も最大限にバックアップしているはず。今後も話題作への出演が相次ぐのでは」(芸能記者)

グループデビューしていない後輩のJr.たちの励みになる存在となっているはずだ。

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