野党と市民共闘を 参院選向け 選挙フェスタに600人

 夏の参院選に向けて、市民から野党共闘を訴える集会「選挙フェスタ」が3日、横浜市中区の関内ホールで開かれ、約600人が集まった。野党公認の各候補者らも参加し「野党と市民でつながろう」と声を上げた。

 全県組織の市民勝手連「ミナカナ」(みんな、かながわ)が昨年12月に発足した後、野党の各候補者らが参加した大規模な集会が県内で行われるのは初めて。

 民進党の江田憲司代表代行(衆院8区)は、先月29日に施行された安全保障関連法に触れ「違憲法制に歯止めをかけ、白紙に戻す。そのためにも力を合わせよう」と訴えた。

 安保関連法に反対する俳優の石田純一さんも参加。「平和で安全で、言論の自由がある民主主義のこの国の体制を変える必要はあるのか。みんなで話し合おうという(民主主義の)雰囲気がなくなりつつあるようで、一市民として不安を感じる」と率直な思いを口にした。

 集会は市民勝手連「市民連合横浜☆ミナカナ」などの主催。同勝手連事務局長の小川道雄さんは「みんなが共闘して参院選を戦い抜くんだ、という出発点にしよう」と呼び掛けた。

 集会の最後には民進、共産、社民、生活の党の現職・元職の国会議員、参院選の候補者らがステージで市民らと手をつなぎ、共闘をアピールした。

© 株式会社神奈川新聞社