親子でオリジナル「巨大すごろく」のマス作り 9月から商店街に展示 香川・丸亀市

巨大なすごろくを商店街に展示して、街を元気にしようという取り組みが香川県丸亀市で始まりました。5日は、親子連れらがオリジナルの「マス」を作りました。

すごろく作りの先生は、絵本作家として活躍中のユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」の亀山達矢さんと中川敦子さんの2人です。

まずは、参加者が自分のマスのテーマをくじを引いて決めます。「うどん」や「石垣」など、香川県や丸亀市にちなんだ言葉が多いのが特徴です。

続いては、テーマに合わせてマスの内容を考えます。

(参加した子どもは―)
「タコに墨をかけられた1回休み。(1回休みにしたのは)なんか嫌な気持ちになるからかな」

他にも「骨付き鳥が食べたい、5マス進む」など、丸亀ならではの面白いアイデアがたくさん集まりました。

マスの内容が決まったら、13色の画用紙を使って切り絵を作っていきます。ハサミを使って細かい部分まで……40センチ四方の画用紙をオリジナルのすごろくのマスへと変えていきます。

(荻津尚輝リポート)
「絵が完成してきました。どの絵もカラフルで、そして何より個性的なんです!」

(参加した子どもは―)
「私のお題が香川本鷹という唐辛子。そのレシピであるペペロンチーノを作っている絵を作っています。赤い丸(香川本鷹)がこっち(麺)も丸を使っているんですけど、比にならないくらい小さいので難しかった」

ワークショップ開始から約2時間、個性たっぷりのマスがついに完成しました。作った約100枚のマスを、今後「tupera tupera」の2人が1メートル四方の大きさに仕上げます。

そして、2022年9月から11月まで丸亀市の通町商店街の地面に展示します。もちろん実際にすごろくとして遊ぶことができるそうです。

(tupera tupera/中川敦子さん)
「ゆっくりマスの1つ1つを楽しんでもらったりとか、ワイワイそこでみんなで会話が生まれたりとか。人と人とのコミュニケーションが広がるといいなと思います」

(tupera tupera/亀山達矢さん)
「商店街で、たくさんの声がにぎやかに聞こえたらいいなと思います」

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