国民民主党が維新との選挙協力を白紙撤回!その理由は「○○禁止」だった!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2022年5月3日に公開された動画のテーマは……国民・維新の選挙協力が白紙に!?

白紙になってしまった理由と背景を解説します!

【このトピックのポイント】
・国民と維新の選挙協力について玉木氏が文書の詳細を把握しておらず急きょ白紙に
・突然の合意白紙化は玉木氏と前原氏の路線対立が原因か
・激戦が予想される京都選挙区について国民は引き続き維新候補の推薦を表明

国民・維新の選挙協力が白紙に

国民民主党と日本維新の会は、夏の参議院選挙で京都選挙区と静岡選挙区において候補者を相互推薦することで4月20日に合意文書を交わしていましたが、5月2日に急転直下で白紙化することとなりました。

理由としては、「企業団体献金の禁止」や「政権交代の実現」などの文言が盛り込まれていることを国民民主党の代表である玉木氏が把握しておらず、維新との修正協議も折り合いが付かなかったためとされています。

そもそも国民民主党は連合に支えられて成り立っている政党なので、企業団体献金を禁止することは、党を根幹から揺るがしかねない内容のはず。

さらに、党内の正式な手続きを経ずに合意したことについては、国民民主党内部のコミュニケーション不足、ひいては党の管理体制の問題の深刻さが窺えます。

選挙協力が白紙になった背景は……

なぜ、今回このような事態が起こってしまったのでしょうか。

その背景には、玉木氏と前原氏の路線対立があるようです。

政権交代を前提とした上で政策実現を行いたい前原氏に対して、政策実現を最優先として岸田政権との連立も選択肢に入れるとする玉木氏。

相容れない路線の対立が、今回の前原氏の暴走を引き起こしたと考えられます。

今回、党内手続きをスキップして合意を交わした前原・榛葉両氏には党規違反が問われてもおかしくない状況です。

しかし、厳しい処分を下すことによって実力のある2名が離党することになってしまっても国民民主党にとっては痛手。

今後どのような動きを見せるのか気になるところです。

また、国民民主党は合意文書を白紙撤回したものの、京都選挙区で維新の候補者を推薦することについては継続するとしています。

情勢調査を見てみると……

最後に、国民民主党が維新の候補者を引き続き推薦するとした、京都選挙区の情勢調査を見てみましょう。

立憲と維新の競合が注目されている京都選挙区。

4月25日時点の調査では、自民新人の吉井氏がややリードし、次点を立憲・維新・共産が激しく追っている状況です。

国民民主党の支援は維新にとって追い風になるものの、今回のトラブルを経て京都選挙区でどこまで団結できるのか気になるところ。

激戦が予想される京都選挙区は、参院選本番まで目が離せない状況が続きそうです。

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