農業界の明るいニュース…非接触・非破壊でレタスの質量が推定可能に

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。「コメンテーターZ モチコミ!」のコーナーでは、食文化研究家で株式会社食の会 代表取締役の長内あや愛さんが「NEDOのAI農業実証実験成功」について解説しました。

◆AI(人工知能)が就労者減少の農業界を救う!

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がAI技術を活用し、画像解析により非接触・非破壊でレタスの質量を推定するアルゴリズムを開発。しかも、その推定値の精度はとても高く、実証実験にも見事成功したそうです。

長内さんによると、これにより非接触でレタスの生育状況を推定でき、生育状況が悪いレタスは違う土壌に移すなど、生育段階でレタスを間引き、残りのレタスをしっかりと育てることが可能に。つまり、より安定的かつ生産力が向上した状態でレタスを育てることができるとあって「とても素晴らしいニュース」と喜ぶ長内さん。

そして、この技術がレタスだけでなく他の野菜にも波及することによって、安定的により生産力が向上した農業が望め、高齢化で農業就労者も少なくなってきている農業界の大きな転機になると長内さんは期待を寄せます。

◆「食物繊維レタスの◯個分」と例えられる理由とは?

レタスといえば1年中食べられる野菜ですが、旬となるのは5月。そのため「(レタスで)食物繊維を摂っていただきたい」と長内さんはアピール。

ちなみに、よく「食物繊維レタスの◯個分」という例えがありますが、実は他の野菜と比べ、レタスに食物繊維が多く含まれているわけではないと話す長内さん。むしろアボカドなどのほうがはるかに多く含まれているものの、なぜレタスで例えられることが多いのかといえば、レタスは人々が1年中食べていて、認知度の高い野菜だからだそうです。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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