【真岡】子どもの健やかな成長を願う恒例の「神使祭(しんしさい)子供祭」が5日、東郷の大前(おおさき)恵比寿神社で行われた。
同神社と、同じ敷地にある大前神社では、願いがかなうと生きたコイを奉納し、そのコイにお神酒を飲ませて五行川に放流したという言い伝えがある。祭りはこの伝説にちなみ、子どもがコイのように元気に育つことを願って、こどもの日に毎年行っている。
祭りには親子連れら約20人が参列した。神事の後、近くの五行川で、子どもたちが川魚の幼魚約300匹を放流した。
家族で訪れた茨城県つくば市、小学6年吉岡侑未(よしおかゆうみ)さん(11)は「2年連続で来た。魚をうまくつかんで放せて楽しかった」と話していた。
端午の節句の風習である菖蒲湯(しょうぶゆ)に活用してもらおうと、参列者にはショウブの葉も配布された。