ウクライナの平和願い“ハタ揚げ” 親子ら約100人参加 長崎・平和公園

ウクライナ国旗のハタを揚げる子ども=長崎市、平和公園

 ロシアによる侵攻が続くウクライナの平和を願ったハタ揚げが5日、長崎市松山町の平和公園であった。観光客や親子連れなど約100人が参加し、ウクライナ国旗をイメージした青と黄のハタを空高く揚げた。
 市民有志でつくる団体「ながさき熱人(ねっと)」主催。同団体は、毎年10月第2日曜に世界中でたこを揚げて平和を認識しようというイベントを2017年から毎年、同公園で開いている。今回、ウクライナ侵攻を受けて急きょ企画した。松原一成事務局長は「ウクライナの空に向かってハタを揚げてほしい」と話した。
 ハタは、身体障害者就労継続支援B型事業所「福祉の里松浦作業所」(松浦市)が製作。長崎市立山里小2年の福田みやびさん(7)は「ウクライナのニュースを見ると早く終わってほしいと思う」と話し、一緒に訪れた両親に教わりながらハタ揚げを楽しんだ。


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