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チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏は、クラブに融資返済を要求したという報道を否定した。
イギリス政府がアブラモビッチに制裁 資産凍結でチェルシー売却不可に
ロシアのウクライナ侵攻後、ウラジーミル・プーチン大統領とのつながりがある事からアブラモビッチ氏はイギリス政府から制裁を受け、同国での個人及び企業との取引、渡航・輸送が禁止に。これにより3月には、2004年からオーナーと務めていたチェルシーの売却を表明した。ところが先日、一部メディアでアブラモビッチ氏がこれまでチェルシーに融資してきた15億ポンド(約2420億円)の返済を要求していると報道。クラブ消滅の可能性も浮上する中、チェルシーとアブラモビッチは共同声明で返済要求の報道を否定した。
「まず初めに、チェルシーの売却益を慈善団体に寄付するというアブラモビッチ氏の意向は変わっていない。発表以来アブラモビッチ氏のチームは国連機関や大規模な慈善団体の上級代表を特定し、財団の設立とその活動計画の策定を任された。独立したエキスパートである主任は、政府の代表者と会話を交わし、その構造と初期の計画を説明した。アブラモビッチ氏はこの作業に関与しておらず、長年の経験を持つ専門家が独自に管理している」。
「第二に、アブラモビッチ氏は融資の返済を要求していない。このような指摘は全くの誤報であり、直前にクラブの価値を引き上げたという指摘も同様である。ただアブラモビッチ氏は、チェルシーの優れた管理者を見つける一環として、アカデミー、女子チーム、スタジアムの再開発、チェルシー財団の活動維持などの投資を約束するような入札者を促している」。
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