小樽のソウルフード「あんかけ焼きそば」草分け的存在の人気町中華とは!?

全国放送のテレビ番組でも紹介され、最近ではすっかり小樽の名物料理として知られている「あんかけ焼そば」。戦後、昭和30年代頃から徐々に小樽市内で広まり、今や多くの店が提供するソウルフードになりました。その草分け的存在なのが「中華食堂 桂苑」(以下桂苑)。巷で話題のいわゆる「町中華」ともいえるこちらのお店、さっそく覗いてみましょう!

桂苑があるのは、JR小樽駅から徒歩約5分、小樽都通り商店街のアーケード内です。

お昼時には行列ができることもあるほど、地元に愛される人気店。メディアに取り上げられて観光客が来店することも増えたそうですが、それでもお客さんの8割が地元の人なのだとか。

さっそく「あんかけ焼そば」(税込820円)を注文してみました。中華スープと共にテーブルに運ばれてきたあんかけ焼そば。皿の隅にちょこんと載ったカラシが、小樽ではよく見られる食べ方です。焼き目の付いた麺に、しっかりととろみのきいたあんがよく絡みます。もう間違いなくおいしい!

具材がたっぷり入っているのも、うれしいところ。豚バラ肉や海老の他、野菜が何種類も入っていて、見た目にも食欲をそそります。こんなにおいしくて栄養満点で食べ応えもあるあんかけ焼そばですが、店主のおすすめは他にもあるのだとか!

それが「ラーメン(野菜ラーメン)みそ」(税込770円)と「チャーハン」(税込770円)。そしてその両方を味わえるのが、ランチ限定の「まんぞくセット」(税込920円)です。

手早く炒められパラパラに仕上がったチャーハンもさることながら、みそラーメンの旨味に感服!たっぷり野菜の甘みと味噌の深い味わい、そこに少しだけ加えられたピリッとした辛さがアクセントになっています。店主曰く、季節によって微妙に味のニュアンスを変えているのだそう。

さらには、サラダ油ではなくラードを料理全般に使用することによって、独特のコクを出しているのだと教えてくれました。なるほど、こうしたこだわりの数々が、また食べたいと思わせる桂苑ならではの味に表現されているのですね。

カレーとラーメンが同時に味わえる数量限定の「カレーセット」(税込950円)にも後ろ髪を引かれつつ、お腹も心も大満足で店を後にしたのでした。

小樽を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってほしい名店です。

<中華食堂 桂苑>

所在地:北海道小樽市稲穂2丁目16-14

電話:0134-23-8155

公式Facebook:https://www.facebook.com/中華食堂-桂苑-198098800371513/

ライタープロフィール

北海道観光カメライター ぶちねこ

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