日本航空、ANAの赤字額が縮小 23年3月期は黒字転換を予想

全日本空輸と日本航空の機体=3月、羽田空港

 日本航空が6日発表した2022年3月期連結決算は、新型コロナウイルス禍に伴う需要減で純損益が1775億円の赤字(前期は2866億円の赤字)だった。ANAホールディングス(HD)の純損益は1436億円の赤字(同4046億円の赤字)で、国内線の需要回復やコスト削減効果で2社とも前期よりも赤字額が縮小した。23年3月期は需要回復が本格化するとして、2社とも黒字転換を見込んだ。

 日航の22年3月期連結決算の売上高は、前期比41.9%増の6827億円。感染拡大の影響で需要が急減し、12年の再上場後初めて赤字となった21年3月期から国内線を中心に需要が回復した。

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