LMP2ペンスキーにSCG、トヨタが続くトップ3【タイム結果】2022年WEC第2戦スパ FP2

 WEC世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間は予選日の5月6日(金)、現地9時05分から90分間のフリープラクティス2回目(FP2)が行われ、フェリペ・ナッセ駆るチーム・ペンスキーの5号車オレカ07・ギブソン(デイン・キャメロン/エマニュエル・コラール/ナッセ組)が2分04秒443のファステストラップをマーク。終盤の赤旗提示により予定時刻より7分短くなった当該セッションにおいて、前日のFP1に続いてLMP2カテゴリーのマシンが最速ラップタイムを記録した。

 5号車オレカに続いたのはハイパーカークラスの708号車グリッケンハウス007 LMH(グリッケンハウス・レーシング)で、トップとのタイム差はわずか0.021秒。そこからコンマ2秒強おくれて8号車トヨタGR010ハイブリッド(トヨタGR010ハイブリッド)が総合3番手/クラス2番手につけた。

 ディフェンディングチャンピオンの7号車トヨタGR010ハイブリッドは、ユナイテッド・オートスポーツUSAの23号車オレカ07とプレマ・オーレン・チームの9号車オレカ07を僚機との間に挟み総合6番手/クラス3番手となっている。アルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソンは、トップから1.034秒差の総合10番手/クラス4番手だ。

 LMGTEプロクラスは、WECスパを「ル・マンの準備としては捉えていない」としているポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSR-19が、2分14秒366でクラストップに立ち、AFコルセの51号車と52号車フェラーリ488 GTE Evoがこれに続いた。

 GTEアマクラスでも“ポルシェ、フェラーリ、フェラーリ”の並びとなり、2分16秒240をマークしたデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSR-19を先頭に、アイアン・リンクスの60号車フェラーリ488 GTE Evo、スピリット・オブ・レース71号車フェラーリ488 GTE Evoというトップ3リザルトになった。星野敏/藤井誠暢/チャーリー・ファグ組777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)はクラス9番手でFP2を終えている。

TOYOTA GAZOO RacingのトヨタGR010ハイブリッド 2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン
ポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSR-19(左) 2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン
デンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSR-19 2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン

■2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レース フリープラクティス2回目結果

Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Time

1 5 LMP2 チーム・ペンスキー オレカ07・ギブソン D.キャメロン
E.コラール
F.ナッセ GY 2’04.443

2 708 HYPERCAR グリッケンハウス・レーシング グリッケンハウス007 LMH O.プラ
R.デュマ
P.デラーニ MI 2’04.464

3 8 HYPERCAR トヨタ・ガズー・レーシング トヨタGR010ハイブリッド S.ブエミ
B.ハートレー
平川亮 MI 2’04.692

4 23 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツUSA オレカ07・ギブソン A.リン
O.ジャービス
J.ピアソン GY 2’04.821

5 9 LMP2 プレマ・オーレン・チーム オレカ07・ギブソン R.クビサ
L.デレトラズ
L.コロンボ GY 2’05.020

6 7 HYPERCAR トヨタ・ガズー・レーシング トヨタGR010ハイブリッド M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス MI 2’05.128

7 22 LMP2 ユナイテッド・オートスポーツUSA オレカ07・ギブソン P.ハンソン
F.アルバカーキ
W.オーウェン GY 2’05.294

8 38 LMP2 JOTA オレカ07・ギブソン R.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
W.スティーブンス GY 2’05.389

9 28 LMP2 JOTA オレカ07・ギブソン O.ラスムッセン
E.ジョーンズ
J.アバディン GY 2’05.450

10 36 HYPERCAR アルピーヌ・エルフ・チーム アルピーヌA480・ギブソン A.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール MI 2’05.477

11 83 LMP2 ProAm AFコルセ オレカ07・ギブソン F.ペロード
N.ニールセン
A.ロベラ GY 2’05.507

12 34 LMP2 インターユーロポル・コンペティション オレカ07・ギブソン J.スミエコウスキー
A.ブランドル
E.グティエレス GY 2’05.710

13 45 LMP2 ProAm アルガルベ・プロ・レーシング オレカ07・ギブソン S.トーマス
J.アレン
R.ビンダー GY 2’06.115

14 41 LMP2 リアルチーム・バイ・WRT オレカ07・ギブソン R.アンドラーデ
F.ハプスブルク
N.ナト GY 2’06.138

15 10 LMP2 ベクター・スポーツ オレカ07・ギブソン N.ミューラー
R.カレン
S.ブルデー GY 2’06.312

16 31 LMP2 WRT オレカ07・ギブソン S.ゲラエル
R.フラインス
R.ラスト GY 2’06.662

17 1 LMP2 リシャール・ミル・レーシング・チーム オレカ07・ギブソン L.ワドゥ
S.オジエ
C.ミレッシ GY 2’08.565

18 35 LMP2 ProAm アルティメット オレカ07・ギブソン J-B.ライエ
M.ライエ
F.エリオ GY 2’09.086

19 92 LMGTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 M.クリステンセン
K.エストーレ MI 2’14.366

20 51 LMGTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo A.ピエール・グイディ
J.カラド MI 2’14.967

21 52 LMGTE Pro AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo M.モリーナ
A.フォコ MI 2’15.060

22 91 LMGTE Pro ポルシェGTチーム ポルシェ911 RSR-19 G.ブルーニ
R.リエツ MI 2’15.222

23 64 LMGTE Pro コルベット・レーシング シボレー・コルベットC8.R T.ミルナー
N.タンディ MI 2’15.576

24 46 LMGTE Am チーム・プロジェクト1 ポルシェ911 RSR-19 M.カイローリ
M.ペダーセン
N.ルートウィラー MI 2’15.604

25 77 LMGTE Am デンプシー・プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR-19 C.リード
S.プリオール
H.ティンクネル MI 2’16.240

26 60 LMGTE Am アイアン・リンクス フェラーリ488 GTE Evo C.スキアボーニ
M.クレッソーニ
G.フィジケラ MI 2’16.260

27 71 LMGTE Am スピリット・オブ・レース フェラーリ488 GTE Evo F.デゾトゥ
P.ラゲ
G.オーブリー MI 2’16.486

28 86 LMGTE Am GRレーシング ポルシェ911 RSR-19 M.ウェインライト
R.ペーラ
B.バーカー MI 2’16.651

29 33 LMGTE Am TFスポーツ アストンマーティン・
バンテージAMR B.キーティング
H.シャベス
M.ソーレンセン MI 2’16.804

30 54 LMGTE Am AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo T.フロー
F.カステラッチ
N.キャシディ MI 2’16.839

31 98 LMGTE Am ノースウエストAMR アストンマーティン・
バンテージAMR P.ダラ・ラナ
D.ピタード
N.ティーム MI 2’16.885

32 777 LMGTE Am Dステーション・レーシング アストンマーティン・
バンテージAMR 星野敏
藤井誠暢
C.ファグ MI 2’17.016

33 88 LMGTE Am デンプシー・プロトン・レーシング ポルシェ911 RSR-19 F.プアダッド
P.リンゼイ
J.ヘイレン MI 2’17.361

34 85 LMGTE Am アイアン・デイムス フェラーリ488 GTE Evo R.フレイ
C.ニールセン
D.ピン MI 2’17.377

35 21 LMGTE Am AFコルセ フェラーリ488 GTE Evo S.マン
C.ウルリッヒ
T.バイランダー MI 2’17.674

36 44 LMP2 ProAm ARCブラティスラバ オレカ07・ギブソン M.コノプカ
T.ファン・デル・ヘルム
B.フィスカール GY 2’17.744

37 56 LMGTE Am チーム・プロジェクト1 ポルシェ911 RSR-19 B.イリービ
O.ミルロイ
B.バーニコート MI 2’17.998

※リザルトは編集部集計

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