コロナ下3回目の母の日「直接会って贈りたい」人が増加 商戦本格化、にぎわい戻った福井の生花店

母の日を前に色とりどりの花を品定めする来店客=5月6日、福井県福井市のMissフラワーエルパ店

 5月8日の「母の日」に向けた商戦が福井県内で熱を帯びている。生花店やショッピングセンターには、新型コロナウイルスの影響が大きかった昨年や一昨年に比べ、多くの客が訪れにぎわいをみせている。

 福井市大和田2丁目のMissフラワーエルパ店では、定番のカーネーションを約20種類そろえているほか、青紫などのグラデーションが美しいアジサイやベゴニアなどが並ぶ。

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 同店によると、昨年はコロナの影響により近場でも発送する人が多かったが、今年は店頭で購入し「直接会って贈りたい」という人が増加。特設コーナーを設けた4月下旬から、混雑を避け早めに買いにくる客も目立ったという。

 6日に来店した福井市の女性は「台所で飾れるよう小ぶりのものにした」と話し、父親と一緒に訪れた福井市の5歳の男の子は「お母さんの好きな色の花にした。喜んでほしいな」と笑顔だった。

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