増えるコロナ後遺症患者 宮崎県内、倦怠感や集中力低下

新型コロナウイルス感染の後遺症の治療を続ける佐藤圭創医師=延岡市の木谷医院

 新型コロナウイルス「第6波」で感染者が急増したことに伴い、宮崎県内で感染後の後遺症を訴える人が、子どもを含め後を絶たない。診察に当たる医師は「3月末から急増し、1日の外来患者数はデルタ株以前の4、5倍に増えている」と明かす。全身倦怠感や、集中力や思考力が落ちる「ブレーンフォグ(脳の霧)」などが目立ち、従来株と比べ症状に変化も見られるという。県も受診の体制強化に向け、動き始めた。

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