没後40年、ロミー・シュナイダー映画祭が8月にBunkamura ル・シネマにて開催決定!

“20世紀最高の女優”と言われるロミー・シュナイダーの特集上映、『ロミー・シュナイダー映画祭』が8月5日(金)から8月25日(木)まで、Bunkamura ル・シネマにて開催することが決定した。 ヨーロッパ映画を中心に多くの作品に登場、映画史に名を刻むロミー・シュナイダーの本格的な特集上映は初めての開催となる。また本年は彼女の没後40年にあたる。

女優にならなければいけない、と思ったの。

それ以外、考えられなかった ──ロミー・シュナイダー

不幸や不運に見舞われた人生を送った女性として彼女を捉えるのではなく、短い人生のなかで決して満足することなく、あふれんばかりの才能を映画のために捧げた女性として、彼女を見よう ──シネマテーク・フランセーズ館⻑ フレデリック・ボノー

オーストリア、ウィーンの名門俳優一家の家に生まれたロミー・シュナイダー。 6歳の時に両親が離婚し、不遇の幼少時代を過ごすも頭脳明晰で独立心旺盛だった彼女は14歳で俳優になることを決意。17歳の時の大ヒット主演作『プリンセス・シシー』(1955)から、ヴィスコンティ監督『ルートヴィヒ』(1972)、イヴ・モンタンと共演した『夕なぎ』(1972)、大反響を巻き起こした『追想』(1975)と多くの傑作・話題作に出演し、世界最高峰の女優として名を馳せた彼女だったが、一方ではアラン・ドロンとの恋、破産、元夫と息子の死などスキャンダルやゴシップが付きまとう壮絶な人生を送り、『サン・スーシの女』(1982)を遺作に43歳の若さでこの世を去った。 しかし死後、マリリン・モンローやカトリーヌ・ドヌーヴを抑えて「今世紀最高の女優」(仏CSA調べ)に選ばれるなど、彼女の無比な佇まいと鮮烈な印象は色あせることなく艶やかに輝く。 映画に愛された感動的な<表情>をたたえ、その美しい眼差しを投げかけるロミー・シュナイダーに今夏、スクリーンで出会えることを楽しみにお待ちいただきたい。 なお、上映作品は6月上旬発表予定。詳しくはオフィシャルサイトまで。

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