後楽園と岡山城 写真で魅力発信 コンテスト入賞10作品決定

写真コンテストの入賞作品の一部。後楽園を舞うタンチョウを切り取っている

 岡山市の後楽園と岡山城の魅力を発信する写真コンテストの入賞作品10点が決まった。後楽園上空を優雅に舞うタンチョウ、夕暮れに映える岡山城といった四季折々の表情を切り取っており、作品を使ったPR動画も作成。新型コロナウイルス禍で打撃を受ける両施設の誘客につなげる。

 後楽園と岡山城で一体的な集客を図る県と岡山市の連携推進協議会が「マイベスト岡山後楽園・岡山城フォトコンテスト」として初めて実施。後楽園の紅葉と沢の池を対比的に表現したり、夜にライトアップされた岡山城天守閣が川面に映る幻想的な風景を捉えたりした作品を選んだ。

 旅行先を選ぶ手段として使われることが多くなった写真共有アプリ・インスタグラムを通じて作品を募り、約650点が寄せられた。入賞作品は広報誌やチラシに活用するとともに作品集となるPR動画も作り、動画投稿サイト・ユーチューブで公開している。

 後楽園、岡山城とも新型コロナの影響で2020、21年度と来場者が低迷。同協議会事務局の県観光課は「写真を通して季節ごとに趣が異なる両施設の魅力を再発見し、実際に足を運んでもらえたら」としている。

写真コンテストの入賞作品の一部。夕暮れに映える岡山城を捉えている

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