ジョニー・デップ弁護団 元妻アンバー・ハードの証言は「人生最高の演技」と非難 アンバー側も反論で泥仕合

俳優ジョニー・デップの弁護団が、元妻で女優のアンバー・ハードの証言が「人生最高の演技」だと非難した。アンバーがDV被害者としての経験を綴ったワシントン・ポスト紙の論説を巡り、ジョニーが損害賠償5000万ドル(約63億円)を求めている。一方、同記事の中でアンバーはジョニーを名指しにはしていないとして、1億ドル(約125億円)の損害賠償を求め反訴している裁判で、5日バージニア州で証言台に立ったアンバーが、嫉妬深い夫であったジョニーから瓶を使って性的暴行されるなど虐待を受けたと明かした。だがこれに対し、ジョニーの弁護団は「虚偽を事実」として話していると非難した。

ジョニーの代理人は「デップ氏の弁護団が先月の冒頭陳述で正しく予測したように、ハード氏は直接尋問で実際に『人生最高の演技』を披露しました」「ハード氏の話が新しく、都合のよいように大きくなり続ける一方で、デップ氏の回想は、彼女が最初に告発して以来苦難の6年間を通し、全く同じであり続けています。彼の真実、その真実はどのような環境においても同じです」「今後予定されているデップ氏の弁護団による反対尋問では、それが明らかになり、ハード氏が複雑な証言の始めから終わりまで、虚偽を真実として押し通そうとしていることがう確実に浮かび上がることでしょう」と話している。

これを受けてアンバーの代理人も直ちに声明を発表。「たった今発表された声明で証明されたように、デップ氏の名誉毀損の訴えが早々と崩れていっていることから彼の弁護団は告訴者から迫害者になっています」

「デップ氏の話は変わっていないと自慢していますが、そうであれば、DV接近禁止命令でも、イギリスにおける名誉毀損訴訟で敗訴したのですから、被害者を攻撃するといったアプローチを再利用するのではなく、新しい戦略を検討すべきではないでしょうか」「デップ氏が真に潔白であれば、どうしてハード氏に何度も謝罪し『モンスターを永久に追放する』と約束したのでしょう」

さらにアンバーはジョニーが「事実とフィクションの区別をつける能力がない」ことに「落胆した」とも指摘している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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