ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われているWEC世界耐久選手権第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースは、スタートから2時間が経過した時点で2度目の赤旗が提示され、レースが中断している。
中断時点の暫定トップには、LMP2クラスのWRT31号車オレカ07・ギブソン(ショーン・ゲラエル/ロビン・フラインス/レネ・ラスト)がつけている。
レースはスタートからグリッケンハウス・レーシングの708号車グリッケンハウス007 LMHがリードしていたが、開始35分のところでトヨタGAZOO Racingの2台のGR010ハイブリッドが相次いでこれをオーバーテイク。トヨタ8号車をドライブするセバスチャン・ブエミがトップに立っていた。
ハイパーカークラスが最初のピットインを終えた直後、2番手トヨタ7号車マイク・コンウェイの目前でLMP2車両がスピン、クラッシュ。これにより、最初の赤旗が導入された。
赤旗中に雨粒が落ちてくるなか、レースはセーフティカー先導のもとでリスタート。しかしここで車列の先頭のトヨタ8号車ブエミがSCに続いてスタートを切ることができず。遅れてなんとかマシンをスタートさせたブエミだったが、ケメルストレートで一旦マシンを止めて、システムをリセットしたことで、首位から陥落してしまう。
さらにその先のターン12入口でもマシンを止めたブエミは、チームからの指示でマシンを降りた。ブエミが車両から降りる際も、不測の感電を防ぐためジャンプして降りることが指示されたほか、現場にはトヨタのメカニックが派遣され、システムを完全にシャットダウンしてから車両を撤去したことなどから、ハイブリッド・システム系のトラブルとみられる。
このあともSC先導のままレースは続き、各車はスリックからレインへとタイヤ交換をしていくが、さらに天候が悪化していったため、2時間が経過する直前に2度目の赤旗が提示されている。
レースディレクターからは、現地時刻の15時25分(スタート後2時間25分経過時点)でのリスタートが宣言されている。
■2022年WEC第2戦スパ・フランコルシャン 決勝2時間経過時点
Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Laps
1
31
LMP2
WRT
オレカ07・ギブソン
S.ゲラエル
R.フラインス
R.ラスト
GY
39
2
36
HYPERCAR
アルピーヌ・エルフ・チーム
アルピーヌA480・ギブソン
A.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール
MI
39
3
7
HYPERCAR
トヨタ・ガズー・レーシング
トヨタGR010ハイブリッド
M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス
MI
39
4
9
LMP2
プレマ・オーレン・チーム
オレカ07・ギブソン
R.クビサ
L.デレトラズ
L.コロンボ
GY
39
1
708
HYPERCAR
グリッケンハウス・レーシング
グリッケンハウス007 LMH
O.プラ
R.デュマ
P.デラーニ
MI
39
2
22
LMP2
ユナイテッド・オートスポーツUSA
オレカ07・ギブソン
P.ハンソン
F.アルバカーキ
W.オーウェン
GY
39
3
23
LMP2
ユナイテッド・オートスポーツUSA
オレカ07・ギブソン
A.リン
O.ジャービス
J.ピアソン
GY
39
4
5
LMP2
チーム・ペンスキー
オレカ07・ギブソン
D.キャメロン
E.コラール
F.ナッセ
GY
39
5
83
LMP2 ProAm
AFコルセ
オレカ07・ギブソン
F.ペロード
N.ニールセン
A.ロベラ
GY
39
6
38
LMP2
JOTA
オレカ07・ギブソン
R.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
W.スティーブンス
GY
39
7
1
LMP2
リシャール・ミル・レーシング・チーム
オレカ07・ギブソン
L.ワドゥ
S.オジエ
C.ミレッシ
GY
39
8
34
LMP2
インターユーロポル・コンペティション
オレカ07・ギブソン
J.スミエコウスキー
A.ブランドル
E.グティエレス
GY
39
9
41
LMP2
リアルチーム・バイ・WRT
オレカ07・ギブソン
R.アンドラーデ
F.ハプスブルク
N.ナト
GY
39
10
35
LMP2 ProAm
アルティメット
オレカ07・ギブソン
J-B.ライエ
M.ライエ
F.エリオ
GY
39
11
45
LMP2 ProAm
アルガルベ・プロ・レーシング
オレカ07・ギブソン
S.トーマス
J.アレン
R.ビンダー
GY
39
12
28
LMP2
JOTA
オレカ07・ギブソン
O.ラスムッセン
E.ジョーンズ
J.アバディン
GY
39
13
10
LMP2
ベクター・スポーツ
オレカ07・ギブソン
N.ミューラー
R.カレン
S.ブルデー
GY
39
14
52
LMGTE Pro
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
M.モリーナ
A.フォコ
MI
39
15
92
LMGTE Pro
ポルシェGTチーム
ポルシェ911 RSR-19
M.クリステンセン
K.エストーレ
MI
38
20
51
LMGTE Pro
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
A.ピエール・グイディ
J.カラド
MI
38
21
64
LMGTE Pro
コルベット・レーシング
シボレー・コルベットC8.R
T.ミルナー
N.タンディ
MI
38
22
21
LMGTE Am
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
S.マン
C.ウルリッヒ
T.バイランダー
MI
37
23
98
LMGTE Am
ノースウエストAMR
アストンマーティン・
バンテージAMR
P.ダラ・ラナ
D.ピタード
N.ティーム
MI
37
24
54
LMGTE Am
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
T.フロー
F.カステラッチ
N.キャシディ
MI
37
25
77
LMGTE Am
デンプシー・プロトン・レーシング
ポルシェ911 RSR-19
C.リード
S.プリオール
H.ティンクネル
MI
37
26
777
LMGTE Am
Dステーション・レーシング
アストンマーティン・
バンテージAMR
星野敏
藤井誠暢
C.ファグ
MI
37
27
86
LMGTE Am
GRレーシング
ポルシェ911 RSR-19
M.ウェインライト
R.ペーラ
B.バーカー
MI
37
28
60
LMGTE Am
アイアン・リンクス
フェラーリ488 GTE Evo
C.スキアボーニ
M.クレッソーニ
G.フィジケラ
MI
37
29
91
LMGTE Pro
ポルシェGTチーム
ポルシェ911 RSR-19
G.ブルーニ
R.リエツ
MI
37
30
46
LMGTE Am
チーム・プロジェクト1
ポルシェ911 RSR-19
M.カイローリ
M.ペダーセン
N.ルートウィラー
MI
37
31
33
LMGTE Am
TFスポーツ
アストンマーティン・
バンテージAMR
B.キーティング
H.シャベス
M.ソーレンセン
MI
37
32
56
LMGTE Am
チーム・プロジェクト1
ポルシェ911 RSR-19
B.イリービ
O.ミルロイ
B.バーニコート
MI
37
33
88
LMGTE Am
デンプシー・プロトン・レーシング
ポルシェ911 RSR-19
F.プアダッド
P.リンゼイ
J.ヘイレン
MI
36
34
85
LMGTE Am
アイアン・デイムス
フェラーリ488 GTE Evo
R.フレイ
C.ニールセン
D.ピン
MI
35
35
71
LMGTE Am
スピリット・オブ・レース
フェラーリ488 GTE Evo
F.デゾトゥ
P.ラゲ
G.オーブリー
MI
32
36
8
HYPERCAR
トヨタ・ガズー・レーシング
トヨタGR010ハイブリッド
S.ブエミ
B.ハートレー
平川亮
MI
29
37
44
LMP2 ProAm
ARCブラティスラバ
オレカ07・ギブソン
M.コノプカ
T.ファン・デル・ヘルム
B.フィスカール
GY
25
※リザルトは編集部集計